【レスリング】新日本の山口剛が第一線退く…永田裕志監督「オーカーンより古い付き合い」と感無量

左から新日本プロレスの永田裕志、優勝した石黒峻士、セコンドに付いた山口剛(代表撮影)

新日本の永田裕志(53)率いるレスリングチーム「TEAM NEW JAPAN(TNJ)」で活躍した山口剛(32)が、第一線を退くことが明らかになった。30日、全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)、男子フリー97キロ級で優勝した同僚の石黒峻士(23)の第2セコンドを務めた山口は、「新しい道に進みます」と明かした。

山口は全日本選手権で5度優勝し、2013年年世界選手権8位入賞など活躍。東京五輪はフリー97キロ級で世界最終予選(ブルガリア)に出場したが、出場権を逃した。今後は一般企業で働くという。永田裕志監督(53)は「TNJ卒業です。山口は(新日本レスリング部門の)第1号。9年の付き合い。オーカーンよりもオレグ(・ボルチン)よりも全然古い。世界で活躍して、一生懸命やってくれた。よく頑張ってくれた」と感無量。山口は「監督や自分が見れなかった世界(五輪)に出る夢を、峻士がかなえてほしい」と後輩の石黒にエールを送った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社