韓国代表のFW孫興民 今夏移籍先にマンU浮上

FW孫興民(左)は今季もトットナムで実績を残した(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、トットナムの韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン=28)の獲得に乗り出しそうだ。

マンチェスターUの地元紙「マンチェスターイブニングニュース」は「ユナイテッドが今夏の移籍市場で契約する8人の本命選手たち」と題して補強の現状を特集。獲得の有力候補8人のうちの1人に孫興民の名を挙げた。

今季の孫は17ゴール10アシストと大活躍。2シーズン連続でゴール、アシストともに2ケタをマークした。マンチェスターUがその実力を高く評価し、獲得候補にリストアップしている。

孫興民が有力候補に挙がるのは実力だけではない。「ユナイテッドには新型コロナ禍の影響もあり、資金繰りに余裕がない」と指摘。孫興民は国際サッカー連盟(FIFA)傘下の国際スポーツ研究センター(CIES)が最近発表した資料によると、移籍金の相場は5000万ユーロ(約65億円)で同僚のFWハリー・ケイン(27)の約半分ほど。多くのストライカーが獲得候補に挙がる中で、リーズナブルでありながらプレミアリーグの実績から計算もできる選択肢として有力候補に浮上してきたのだ。

孫興民が世界屈指の名門に移籍となるか注目が集まる。

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