東京パラへ「支えに感謝」 ボッチャ・藤井選手 地元魚津で合宿、手応え

©株式会社北國新聞社

強化合宿で練習に励む藤井選手=魚津市のありそドーム

 東京パラリンピックのボッチャ日本代表に内定している藤井友里子選手(48)=魚津市出身、アイザック=が30日、同市のありそドームで強化合宿の公開練習に臨んだ。「たくさんの支えがあってできる。感謝しながらプレーを続ける」。コロナ禍の中、地元で心身を磨き、3度目の挑戦となるパラ大会での金メダル獲得へ意欲をにじませた。

 藤井選手は車いす操作ができず、四肢・体幹に重度のまひがある「BC1」クラスでプレーする。2012年のロンドン大会、16年のリオデジャネイロ大会に出場し、リオではチームで銀メダルを獲得した。現在は世界ランキング19位、女性では最上位につけている。

 日本代表チームはクラス別に強化合宿を実施。ありそドームでは26日から5日間にわたり、最も障害の重い「BC3」クラスの強化合宿が行われた。藤井選手は地域選手として参加し「精度の高い練習ができてうれしい」と話す。

 異なるクラスのメンバーと練習することでコミュニケーション力も高まった。「ボッチャは自分にとって生きがい。仲間と一緒に楽しく苦しく、いろんな思いがあってメダルを取りに行こうという気持ちがある」と力を込める。

 大会が延期になって以降、地道に自身の課題と向き合い、レベルアップに励んできた。日本代表の村上光輝監督は「向上心があり、投球精度、コントロールが抜群に上がっている」と評し、メダル獲得に手応えをつかんでいるとした。

 リオ大会後、街中でも声を掛けられ、ボッチャの認知度が高まったことを実感しているという藤井選手。この日も取材に訪れた30人以上の報道陣を前に、「健康でけがをせず、ベストパフォーマンスを見てもらえるよう頑張る」と気を引き締めた。

 藤井選手は大会本番まで、千葉や福島で行われるBC1.2クラスの合宿に臨む。今回のBC3強化合宿には、小松市の田中恵子選手と競技アシスタントの母孝子さんも参加した。