篠原ゆき子、馬乗りになり高畑淳子の首を絞める 女性たちのギリギリの生きざま描く「女たち」本編映像

6月1日より劇場公開される、奥山和由率いるチームオクヤマ25周年映画「女たち」から、篠原ゆき子演じる主人公の美咲が、高畑淳子演じる母・美津子の首を絞めるシーンの本編映像が公開された。

恋人、仕事、親友と、社会との接点や心の支えをすべて失った美咲。これまでともに暮らしていた要介護者である母・美津子からの一方的な罵詈雑言に耐えてきた美咲だったが、ついに美津子への感情を爆発させる。不自由な体を引きずりながら玄関へとはう美津子に、「あんたの面倒見るのもうウンザリなの!」「あんたがいるから私の人生こんなんなんだよ!」と叫ぶ美咲。それを聞いた美津子は、「じゃあ殺しなさいよ!お父さんみたいに殺しなさいよ!」と、自死した美咲の父の話を持ち出して美咲を追い詰める。感情の制御ができなくなった美咲は、美津子に馬乗りとなり、その首に手をかけ、これまでのうらみをぶつけるかのように首を絞めるのだった。

「女たち」は、自然豊かな緑がまぶしい山あいの小さな田舎町を舞台に、それぞれに事情を抱えた女たちが繰り広げる、ギリギリの生きざまを描いた映画。母の介護をしながら働き、40歳を目前にした主人公の独身女性・美咲を篠原ゆき子が演じ、倉科カナ、高畑淳子、サヘル・ローズらが共演している。長年に渡り映画を製作してきたプロデューサーの奥山和由が、 初めて女性のために製作した作品となっている。

【作品情報】
女たち
2021年6月1日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開
配給:シネメディア、チームオクヤマ
Ⓒ「女たち」製作委員会

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