ワクチン接種後は着用義務なし? ノーマスク派が“勘違い”を歓迎する理由

ワクチン接種後はマスク不要となるのか…(写真はイメージ)

新型コロナウイルスのワクチン接種が徐々に進んでいる。そこで懸念されるのがマスク不要問題だ。ワクチンを打ったらマスクはしなくていいのかどうか。

米国では疾病対策センター(CDC)がワクチン接種完了から2週間以上がたったら、マスク着用は原則不要と発表していた。バイデン大統領もこの発表に歓迎のコメントをしている。また、韓国でもワクチンを1回接種したら屋外でのマスク着用義務を免除すると政府が発表している。

日本でもワクチンを接種したらマスク不要でいいのか。厚生労働省はワクチン接種後も「ワクチンを接種した方から他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません。引き続き、皆さまに感染予防対策を継続していただくようお願いします」とホームページで呼びかけている。

つまりワクチンを打ってもマスクすべしということだが、勘違いしてマスクをやめる人が続出しそうだ。

ノーマスク派の男性は「マスクをするしないをめぐってトラブルになるでしょうね。今までも多かったじゃないですか。私にとってはノーマスクの人が増えるのは歓迎することです」と話した。喜んでいるだけではない。変なことも考えている。

「ノーマスク派には反ワクチンの考えの人が多いので、ワクチンを打った上でマスクをしない人たちに交じって、ワクチンを打っていないのにマスクをしない人がいる状態になるのでしょうね。実は私の狙いがそれなんです。ワクチンを打ってマスクをやめた人たちに紛れ込もうと考えています。私はもちろんワクチンは打ちませんよ」(前出の男性)

見た目からはワクチン接種の有無は分からないのは事実だが、目的は何なのか。「ただマスクもワクチンも嫌だという私のワガママです」(前同)。何かトラブルが起きなければいいが…。

© 株式会社東京スポーツ新聞社