ジダン氏がRマドリード監督退任の理由を告白「メディアへ意図的なリーク」「サポートなし」

ジダン氏(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードで監督を退任したジネディーヌ・ジダン氏(48)が決断の理由を明かした。スペイン紙「アス」がジダン氏から同紙に届けられた文書を公開し、報じている。

2022年の契約満了を前に退任を決意したジダン氏は「辞めることになりましたので、その理由をしっかり説明したいと思います」とし、2018年に突然退任したときとは状況が異なっていると説明。その上で「クラブは私に必要な自信を与えてくれないと感じたので辞める。中長期的に何かを構築するためのサポートを提供してくれなかった」という。

さらに「サッカーのことはよく知っているし、マドリードのようなクラブの要求も知っている。勝てないときは退場しなければならないことも知っている」と、無冠に終わったことも理由としている。さらに「試合に負けた後、次のゲームに勝てないと、彼ら(一部のクラブ幹部)は私を追い出そうとしていた。これらのメッセージが意図的にメディアにリークされたことで、スタッフに否定的な干渉が生じ、疑いや誤解が生じたため、私とチーム全体を傷つけました」と説明している。

特に今シーズン序盤に低迷したことで、各メディアが「解任へ」と報じたが、クラブ内部から動きがあったことに大きな不信感を抱いたようだ。その一方、Rマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長には「感謝している」としたが、大きな功績を残した名将だけに次の舞台での活躍が待たれそうだ。

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