アクション映画「コンティニュー」監督ジョー・カーナハン 「アクションは私の感性に訴えてくるジャンル」

謎の殺し屋集団から殺される同じ1⽇を無限に繰り返している男・ロイを描いたSFアクション映画「コンティニュー」が、6月4日より劇場公開される。公開を前に、ジョー・カーナハン監督のコメントが公開された。

ジョー・カーナハンは、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」「THE GREY 凍える太陽」など、多くのアクション映画を手がけてきた監督。本作では、アクションに加えて、笑いやシリアスなドラマの要素も描いている。そんな本作について、「誰だって、過去の作品を超えることを願いながら作品を作り続けるものだ。この作品を撮ろうと思ったのも、そういう気持ちと⼤いに関係していると思う。私は笑うのが⼤好きだし、アクション映画も⼤好き。それにドラマも⼤好きだからね」と語っている。

「コンティニュー」のトーンについては、「綱渡りの綱の上を忍び⾜で歩くような感じで、出し過ぎも控え過ぎもないようにかなり気を配ったよ。興味深いプロセスで、すごくやりがいがあった。この作品をジュースに例えれば、すごく絞りがいがあったという表現がぴったりだよ」と作品づくりの過程を明かしている。

何度も同じ⽇を繰り返してレベルアップしていくという、ゲームの世界でおなじみのコンセプトを取り⼊れながらも、何度もその瞬間を繰り返すことで⾃らの過ちを⾒つめ直してくという感情に訴えるテーマも盛り込まれたストーリーについては、「この⼿のジャンルの映画制作に関われてとても幸運だと思う。アクションドラマでマッチョなストーリーでありながら、考えさせられる作品を作れるのだからね」と語る。

さらに多く手がけてきたアクション映画については、「アクションは、私の感性に訴えてくるジャンルだ。私⾃⾝が⾒たいものなんだ。私は『いつか晴れた⽇に』を⾒るか、800回⽬の『ダイハード』を見るか選ぶとしたら、私はたぶん『ダイハード』を見るだろうね」と、思いを述べている。

「コンティニュー」は、謎の殺し屋集団に狙われる同じ1⽇の繰り返す元デルタフォース隊員のロイが、タイムループの謎を解いて世界滅亡を⾷い⽌めようとする姿を描いたSFアクション。タイムループするたびにレベルアップして真実に近づいていくロイを、「アベンジャーズ/エンドゲーム」などに出演したフランク・グリロが演じている。物語の鍵を握る元妻役は「インポッシブル」のナオミ・ワッツ、”ラスボス”ヴェンター⼤佐を「マッド・マックス」のメル・ギブソンが演じる。監督は、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハンが務める。

【作品情報】
コンティニュー
2021年6月4日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:クロックワークス
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