県立直江津中等(石積希校長)の5年生有志はこのほど、上越市東雲町2のケアハウス至徳路(樋口治施設長)に手作りマスクを寄付した。少しでも役に立てればという思いで作り、コロナ禍で欠かせないマスクと元気を届けた。
材料となるガーゼやゴムは1年ほど前に企業のボランティア活動で提供を受けていたが、休校などがあり活用の機会がなかった。昨年度末の3月に木島颯花さんが呼び掛け、有志約20人で制作した。
3月から5月にかけて、裁断やミシン、アイロンがけなど得意分野で分担して180個を作った。繰り返し使えるマスクは利用者が自分で洗える施設でないと受け取りが不可能なため、寄付する施設も生徒たちで探した。
生徒代表4人が同施設を訪れ、利用者代表に50個を手渡した。樋口施設長は「今はマスクがいくつあってもいい時代。カラフルでおしゃれなマスク、心を込めて作ってくれてありがたい」と感謝の思いを話した。木島さんは「喜んでもらえてうれしい。頑張って良かった」と話した。