のん 日本映画批評家大賞主演女優賞受賞「映画という娯楽は人間にとって必要」と訴える

笑顔を見せる、のん

女優・のん(27)が31日、都内で行われた「第30回 日本映画批評家大賞授賞式」に出席。主演映画「私をくいとめて」で、主演女優賞を受賞した。

主演女優賞は、本年度の銀幕を彩った数ある映画の中で、その演技が人々をひきつけ、魅了した女優へ贈られる。

真っ白なドレスで登場したのんは「心からうれしく思います」「これからも皆さんに楽しんでいただける演技ができるよう精進していきます」と感謝を口にした。

映画業界は、コロナ禍によりさまざまな影響を受けている。「映画という娯楽は人間にとって必要なもの。私もこれからも、その道を頑張っていきたいと思います」と語った。

また、同作で大九明子監督は監督賞を受賞。

大九監督は「今、東京都は、映画をあまり見てはならないという謎の…、まさか自分が生きている時にこのような時代が来るとは全く思っていなかったんですけど、そのような時期にございます」と、コロナ禍における映画界の現状について触れた。

続けて「私の映画を3本続けてやっていただいているミニシアターに足を運んできた」「改めて、映画は不要でも不急でもない。私にとっても、どの方にとっても必要なものだなと実感しました」と語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社