17歳・奥平大兼 日本映画批評家大賞で新人男優賞「何か与えられるような役者になりたい」

奥平大兼

俳優の奥平大兼(17)らが31日、都内で行われた「第30回 日本映画批評家大賞授賞式」に出席した。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、授賞式が中止。今年は無観客での開催となった。

奥平は映画「MOTHER」で、新人男優賞を受賞。壇上ではトロフィー、花束が贈呈され「この映画が公開して1年。僕の俳優活動も1年が経ち、いろんな作品に出会ったけど、まだ自分の中で自信がなかったりする」「このように栄誉のある賞をいただき、自分の自信になる」と心境を語った。

今後については「この1年は、自分が勇気をもらう側だった。次の1年は、今度は自分が何らかの形で誰かに何かを与えられるような役者になりたい」と意気込んだ。

また、俳優・宮沢氷魚(27)も映画「his」で同賞を受賞。舞台出演のため、劇場からオンラインで、授賞式に出席した。

同作で演じたLGBTの役柄について、宮沢は「役者を目指した時からやってみたかった。小学生からの親友が同性愛者だったので。学生の頃は生きづらさに気づけなかった」と吐露。

さらに「僕の仕事を通して、彼が生きやすい世の中になればという気持ちがあった。1人でも多くの方が生きやすい世の中になれば」と語った。

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