沖縄で142人感染、月曜で最多 半数超が30代以下「外出自粛徹底を」(6月1日朝)

 県が31日に発表した新型コロナウイルス感染者142人は、月曜日としては24日の104人を上回り最多となった。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は124.83人で、6日連続で都道府県別の最多を更新した。全国2番目の北海道(59.09人)と比べ、2倍超となった。

 感染拡大への歯止めがかからない状況が続いており、県の糸数公医療技監は「外出自粛など感染対策を全て徹底することが大事。休業要請に応じていない飲食店に関しても巡回を強めたい」と話した。

 31日発表のうち、推定感染経路が判明しているのは70人で、家庭内32人、施設内15人、友人・知人11人、職場と飲食・会食、その他の濃厚接触がそれぞれ4人。

 142人のうち、30代以下で全体の半数を超える77人が感染した。年代別は30代が24人で最多。10代が21人、20代が20人と続いた。40代と50代が共に17人、70代が13人、10歳未満が12人、60代が10人、80代が5人、90代が3人。

 ワクチンの接種状況については、対象となる医療従事者で1回目を終えたのは83.5%、2回目は61.3%。高齢者で1回目は13.0%、2回目は1.2%となった。

 米軍関係は30日に1人、31日に2人、計3人の感染が県に報告された。累計は1387人。 
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