大阪大学大学院に人文学研究科(認可申請中) 2022年度に文学、言語文化統合

大阪大学は2022年度、大学院に人文学研究科を設置する計画を文部科学省に認可申請した。既存の文学研究科と言語文化研究科を統合して時代に即した新たな人文学を追究するためで、思想や歴史、文学など多領域を横断する学びの場を提供する。

大阪大学によると、人文学研究科は入学定員が博士前期課程161人、後期課程65人。前期課程は年2回、後期課程は年1回入試を行い、外国人留学生は10月から受け入れる。言語文化学専攻は一般選抜、社会人選抜、外国人留学生選抜の3方式を採用する。

文系と理系の枠を超えて諸学の基礎となり、今日のグローバル社会を支える新しい人文学を構築するのが目的。人文学、言語文化学など専門分野に特化した5つの専攻を置くとともに、5専攻を横断する組織として「人文学林」を設置、社学連携活動の推進、社会のニーズに即応した研究プロジェクトの推進、研究科共通科目の運営、学位審査の統括などを通じ、専攻の垣根を超えた総合的な研究・教育を推進する。

育成するのは、大学や研究機関の所属する研究者、民間企業の研究部門だけでなく、現在の社会や国際情勢の変化に対応できるグローバル人材としている。このため、学際的で国際的な教育プログラム、研究プロジェクトを多彩に展開する。

なお、人文学研究科設置計画は現在認可申請中のため、今後内容に変更が生じる場合がある。入試情報の詳細は追ってホームページ等で公開する予定。

参考:

大阪大学大学院人文学研究科(2022年設置予定)

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