【五輪米大陸予選】キューバがベネズエラに惜敗 デスパイネは左肩痛め途中交代

左肩を負傷したデスパイネ

野球の東京五輪米大陸予選が31日(日本時間1日)に米国フロリダ州で開幕し、ウエストパームビーチで行われたグループBの第1試合でキューバは5―6でベネズエラに敗れた。

「4番・DH」で出場したソフトバンクのデスパイネは4打数1安打だったが、左肩付近を痛めて途中交代した。1点を追う9回二死一塁でカウント2―1から高めの球を空振りした際に左肩を痛めて打席にうずくまった。その後、何度かスイングを試みたが、そのままベンチへ。代打に送られた打者が二ゴロに倒れて試合終了。後味の悪い結末だった。

5回途中からソフトバンク育成のロドリゲスが3番手で登板し、2回を3安打1失点、3三振無四球。7回途中から4番手で登板したソフトバンクのモイネロは8回に被弾して1回2/3を1安打1失点、2三振2四球だった。3―6の9回に5番手でマウンドに上がった中日のマルティネスは先頭打者に中前打されたものの、次打者を併殺打に仕留め、3人目を左飛に抑えて無失点で終えた。巨人で14~15年にプレーしたセペダは「5番・左翼」で出場し、3打数無安打だった。

ポートセントルーシーで行われたグループAの第1試合はドミニカ共和国が5―2でプエルトリコに勝利した。ドミニカ共和国の先発は2015年から17年まで中日に在籍した43歳の左腕バルデス。7回を打者25人に106球、3安打2失点、5三振1四球の力投で勝利投手になった。

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