大坂なおみ、ツイッターで全仏棄権表明、うつ病も告白「少しの間、コートから離れようと思う」

大坂なおみ (C)Getty Images

テニスの四大大会・全仏オープンで2回戦に進出していた世界ランキング2位の大坂なおみは31日、自身のツイッターで大会から棄権する意向を表明した。

◆【大坂なおみのツイート全文】私が大会を棄権することがベスト、「少しの間、コートから離れようと思っている……いつかまた会いましょう」

大坂は大会開幕の前に、アスリートの心の健康が無視されているとして、大会中の記者会見に応じないことを表明。30日の1回戦で世界ランキング63位のパトリチアマリア・ツィグ(ルーマニア)と対戦し、2-0のストレート勝ちを収めたが、宣言どおりに試合後の記者会見を拒否した。これに対し、大会主催者が1万5000ドル(約165万円)の罰金を科せられていた。

なお、大坂は2日のシングルス2回戦で世界ランク102位のアナ・ボグダン(ルーマニア)と対戦する予定だった。

31日に投稿されたツイッターでは「私が大会を棄権することで、みんながテニスの大会に集中できる」とし、全仏オープンの棄権を表明した。また、2018年の全米オープン以降、うつ病に苦しんでいることを明かし、「少しの間、コートから離れようと思っている」と綴っている。

四大大会の記者会見不参加については物議を醸し出し、大坂の今後の動向がさらに耳目を集めていた中での衝撃、これには主催者側も、アスリートの健康に配慮するとのコメントも発表した。東京五輪で大坂の活躍も期待されただけに、コートへの復帰時期も気になるところ。まずは元気な大坂の復帰を望みたい。

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文・SPREAD編集部

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