オリオールズ泥沼の14連敗 対ツインズ16連敗も継続中

【ツインズ3-2オリオールズ】(延長10回タイブレーク)@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズは延長戦の末に2対3でツインズに敗れ、今季メジャーワーストとなる14連敗を継続中のまま5月の戦いを終えた。5回裏に5号同点ソロを放ったライアン・マウントキャッスルは「直近の数週間はタフな状況が続いている」とコメント。「僕たちは(下を向かずに)顔を上げて一生懸命にプレーし続けている。接戦もたくさんあったし、ページをめくって次の戦いに臨みたいと思う」と前を向いた。

オリオールズの14連敗は1954年のボルティモア移転以降では球団ワースト2位タイ。移転1年目の1954年に14連敗、1988年には開幕21連敗を喫している。直近6試合のうち4試合で投手陣が3失点以下に抑えているものの、この6試合は平均1.83得点。この日の10回裏に飛び出したDJ・スチュワートのタイムリー二塁打でチーム合計の得点圏29打数連続ノーヒットはストップしたが、得点圏の直近72打数でわずか5安打(打率.069)と得点力不足は深刻だ。

過去15年間で15連敗以上を記録したのは2013年のアストロズ(15連敗)と2011年のマリナーズ(17連敗)の2チームだけ。直近24試合で22敗を喫し、5月の戦いを5勝23敗で終えた。また、オリオールズは2018年から対ツインズ16連敗を継続中。これは2019~20年に記録した対ヤンキース19連敗に次ぐ球団史上ワースト2位の数字である。ツインズ3連戦はあと2試合残っているが、2つの大型連敗に終止符を打つことはできるだろうか。

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