【31日】新型コロナ感染、長崎市42日ぶりゼロ 佐世保で3人

31日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(30日午後7時現在)

 長崎県佐世保市は31日、新たに3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内で同市以外の感染は確認されず、長崎市では4月19日以来、42日ぶりに感染者の発表がなかった。同市は入院療養中の80代男性1人が28日に死亡したと明らかにした。
 県は6月1日付で専用病床確保のフェーズを、県本土は「緊急時対応」から「4」に、五島、壱岐の両医療圏はいずれも「2」から「1」に引き下げると発表した。県本土の確保病床は394床から335床に、五島と壱岐は10床から4床に減る。
 感染者のうち、年代非公表の女性は、陽性者が出た佐世保市内の児童関係施設の職員。市が濃厚接触者など計10人の検査を進めている。40代女性パート従業員と20代女性は、ともに29日に感染が判明した20代女子学生の濃厚接触者だった。
 一方、諫早市は31日、東京事務所(文京区)の20代男性職員の新型コロナウイルス感染が東京で確認されたと発表した。市によると、27日に発熱があり、28日に受診、30日に陽性が判明した。少なくとも22日以降、都外に出ていないという。男性職員は併設されている市の学生寮「諫早修習館」の管理も併任しているが、今のところ、同事務所の他の職員7人、寮生23人に体調不良者はいないという。

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