中村ゆりか、「痴情の接吻」でA.B.C-Z・橋本良亮の偏愛の相手に

中村ゆりかが、ABCテレビ・テレビ朝日でスタートするドラマL「痴情の接吻」(ABCテレビ=7月4日スタート 日曜午後11:25、テレビ朝日=7月3日スタート 土曜深夜2:30)で、主人公・上条忍(橋本良亮)が執着する、本を愛してやまないヒロイン・柏木和華を演じることが決定した。

ドラマの原作は、累計140万部(電子書籍を含む)を突破し、女性を中心に圧倒的支持を集め続けている、如月ひいろ氏による大人気コミック。読書が生きがいの女と、彼女を偏愛し執着するハイスペック男の接吻(キス)から始まる同居ラブストーリーで、恋愛よりも本が大切な女と、全力で口説きにかかる片思いの男の、知的で、甘くて、ちょっとエッチな恋模様が展開する。

A.B.C-Zのメンバーで、今春から情報番組のMCを務めるなど活動の幅を広げる橋本が、初のドラマ単独主演を務める本作。先日、橋本が眼鏡姿でヒロインの細腕を手にしたビジュアルが公開されると、「めちゃめちゃビジュアル寄せてくれてて良い!」「ヒロインは誰!?」と大きな話題になった。

中村は「声ガール!」(テレビ朝日ほか)、「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(日本テレビ系)、「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」(2021年)など、数々のドラマや映画に出演。大胆に悪女を怪演し注目を集め、精力的に活躍中。バラエティー番組「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)では、その高い演技力で“あざとかわいい”一面も見せる中村が、本作では図書館司書として働く才女で、恋愛に全く興味がない“おひとりさま上手のツンデレ女子”を演じる。

幼い頃から本が大好きで、過去のとある経験から、恋愛よりも本を読む時間の方が大事だと思っている真の読書愛好家である和華。10年ぶりに再会し、突然同居を提案してきた忍を警戒していたが、忍のいちずな“愛の餌付け”に徐々に心を開いていくのか? はたまた開かないのか!? 2人のツンデレ同居生活は見逃せない。

また、物語のモチーフで、鍵となるのが谷崎潤一郎の名作小説「痴人の愛」。主人公の男が小悪魔的な少女に心を奪われ、破滅するまでを描いた作品だ。この小説がある出来事をきっかけに忍と和華をつなぐ。官能小説のように美しく、刺激的なラブシーンも見どころの一つ。橋本と中村が創り出す、耽美な世界に期待が高まる。

中村の印象について、橋本は「お会いした時に、中村さんは本当にすてきな方だなと感じました。人見知りと聞いていたのですが、自分の意見を言う時はしっかりと相手の目を見て、これでもか!!というぐらい目力がすごかったので、自分をしっかり持っている方なんだなと思いました。マスク越しでも和華のイメージにぴったりなたたずまいの方でした。役作りに前向きな方なので、これからさらに現場で切磋琢磨(せっさたくま)していける関係を、より一層築いていきたいですね」と共演を楽しみにしている様子。

一方、中村は出演が決まった時の心境を「まずタイトルのインパクトに加え、ストーリーが刺激的で驚きました! 以前お世話になったスタッフの方々と、またご一緒させていただけるということでとても心強く、うれしかったです」と語り、橋本については「初めてお会いした時、声のトーンが柔らかくてすてきな印象を持ちました。冒頭のシーンで上条のモノローグがあるのですが、橋本さんがセリフを言葉にした際に、監督も『上条に見えてきた!』とおっしゃっていました」と明かした。

また、原作を読んで「とても色っぽい描写が多いので、照れてしまいました。とにかく上条の柔らかなたたずまいと、女心をくすぐる甘さが本当に魅力的で、目が離せませんでした」と述べ、演じる役どころに関しては「恋愛に興味がなく、何よりも本を愛している女の子です。最初は上条からのアプローチをさらっとかわしているのですが、真っすぐに好意を寄せてくれる姿に翻弄(ほんろう)されていくところも楽しみにしていてください。普段連想するラブストーリーから外れたどこか危うい感覚を皆さんにも感じてもらいたいです。スタッフ、共演者の皆さんと力を合わせて、すてきなドラマを届けられるように頑張ります」と見どころを伝え、期待感をあおっている。

本が大好きで図書館司書として働く和華は、「恋愛よりも趣味が充実している方が楽しい」と恋愛には全く興味のない読書愛好家。実家の都合で引っ越し先を探していたある日、ドイツに引っ越した高校の同級生・忍と10年ぶりに再会する。そして、なぜか突然同居を提案される。しかし和華にとって忍は、高校時代、谷崎潤一郎の「痴人の愛」を読んでいた時にいきなりキスをされた、悪い意味で忘れられない因縁の相手だった。あのキスはなんだったのか? 10年経った今も答えは分からないまま、和華は忍と同居することに。しかも、いきなり「好きだ」と告白される。

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