【テニス】うつ病告白の大坂なおみ 所属契約の日清食品「一刻も早い回復を祈念

30日の全仏初戦でツィグと対戦した大坂なおみ(ロイター)

女子テニス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)が「うつ病」を告白して4大大会「全仏オープン」(パリ)の棄権したことを受け、所属規約を結ぶ日清食品は1日、本紙の取材に「まずは大坂なおみ選手の一刻も早い回復を祈念するとともに、引き続きの活躍を願っております」とコメントした。

同社は大坂と2016年11月に契約を締結。その後、4大大会初制覇(2018年全米オープン)、アジア人初の世界ランキング1位と世界トップ選手になる過程で大坂を支えてきた。男子世界ランキング49位の錦織圭(31)もスポンサー契約を結んでおり、日本男女エースが所属する企業として注目を集めている。

この日、大坂は「私は2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされ、その対処に本当に苦労してきました」と告白して大会棄権を発表。全仏オープン1回戦快勝後は記者会見を拒否し、罰金1万5000ドル(約165万円)を科せられ、物議を醸していた。

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