「食」と「住」で愛する地元の再生を。人口減少が進む町で朝めし「あるべ」を営む菊地未来に密着

フジテレビ系で本日6月1日に放送されるドキュメントバラエティー「セブンルール」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)では、神奈川県三浦市三崎で、地元の人や観光客をとりこにする朝めし「あるべ」の店主を務める菊地未来氏に密着する。

“絶品の朝食”と言われる「あるべ」の定食は、地元でとれた魚や干物などメインのおかずにご飯とみそ汁、野菜の付け合わせと漬物がつき、価格も500円からとリーズナブル。土・日曜は観光客も多く、午前6時の開店と同時にお客さんが入り、午前10時の閉店まで客足がほぼ途切れない。

彼女の出身である三浦市三崎は、全国有数のマグロの水揚げを誇る漁師町である一方、神奈川県の市で唯一の「消滅可能性都市」に指定されており、人口減少が進んでいる。菊地氏は大学院まで建築を学び、町の課題を探る授業で地元を歩いた時に、空き家の多さを目の当たりにした。ある日、「路地の町並みや雰囲気がすごくいいし、残していきたい」と思っていた古い庄屋の建物や蔵が取り壊され、「今自分たちがやらなきゃいけない。時間がないんだ」と感じたという。

一度は横須賀市役所に就職したが、3年前に退職。地元の有志と一緒に三浦への移住支援活動を始め、築60年の民家を改修して朝めし「あるべ」をオープンした。さらに、ボロボロになった空き家を低コストで改修する活動もスタート。「あるべ」の営業終了後、作業着に着替え、借り手のない空き家を利活用できるように、仲間たちと改修作業に汗を流す。

番組では、生まれ育った地元を守るために奮闘する彼女の活動に密着し、家族や移住者のみならず、そこで暮らす人々との関係を映し出す。「町を作っているのは人。ずっと笑っていられる町でいたい」と語る彼女の原点とは? 「食」と「住」で愛する地元の再生に力を注ぐ菊地氏の七つのルールに迫る。

スタジオでは、おなかをすかせた出演者たちが「あるべ」の絶品朝ごはんに思い思いの感想を言い合う。「朝ごはんは毎日食べる」と明かす青木崇高に対し、「朝がない」というYOUや尾崎世界観、長濱ねるは夜型の生活習慣を告白。「寝るのは深夜4~5時」という夜更かし派の長濱に対し、YOUが新たな名を命名する。さらに、移住に二の足を踏む尾崎が「一つの街に世界観が必要」と言いだし、笑いを誘う一幕も。果たしてその理由とは?

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