大坂なおみのうつ病告白 JOC福井専務理事は初耳「サポートしていきたい」

しばらく静養する大坂なおみ

日本オリンピック委員会(JOC)の日本選手団団長を務める福井烈専務理事(63)が1日、報道陣の取材に応じ、女子テニス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)に言及した。

大坂は「うつ病」を告白して4大大会「全仏オープン」(パリ)を棄権。福井専務理事は、日本テニス協会(JTA)専務理事として大坂を見守ってきたが「2018年の全米オープン(米国)以降に心のバランスを崩していたというのは正直知りませんでした」と率直な思いを口にした。

ただ、コミュニケーションは図れているといい「『うつ病に悩まされていて、コートから少し離れますが、その時が来たらツアーと協力して選手、報道のみなさん、ファンにとっていい方法を話し合っていきたいと思います』というコメントが(大坂から)あったので、少しホッとした」と振り返った。

その上で、東京五輪の出場については「JTAとしても、何かできることがあればサポートしていきたい。もちろん五輪でも活躍して欲しいし、彼女も常々『五輪で日本代表としてプレーするのが楽しみだ』と言っていたので、1日も早く元気になって、そこでプレーしてくれることを楽しみにしている」と述べた。

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