クイーンのロジャー・テイラー、約8年ぶりのソロ・アルバム発売決定

ロック・アイコンでありクイーンのドラマーとしても活躍するロジャー・テイラー(Roger Taylor)が、2021年10月にソロ・アルバム『Outsider』をリリースすることを発表。また、リリースに合わせクイーン以外の活動としては20年以上ぶりとなるUKソロ・ツアー全14公演を開催することが明らかになった。

『Outsider』は、テイラーにとって2013年の『Fun On Earth(邦題:ファン・オン・アース〜地上の愉楽)以来8年ぶりとなるソロ・アルバム。この10年間、「Journey’s End」や「Gangsters Are Running This World」など、自らの世界観や観察眼を反映したソロ・シングルを発表してきた。

最近では、昨年のイギリスにおける第一次ロックダウンを受けて作詞作曲/レコーディングした「Isolation」(=孤独感、隔離)を発表。 新作『Outsider』の収録曲の多くはロックダウン期間中に録音したもので、テイラーが内省的に自らを見つめているのが特徴だという。アルバム全体を通じ、隔絶された孤独感が明らかに伝わってくると共に、時の流れに対する不安が滲んでおり、「傍らに追いやられていると感じる、全てのアウトサイダー達」に向け、説得力を持って捧げられた作品となっている。

「Isolation」に続き『Outsider』をレコーディングしたことについて、ロジャー・テイラーはこう語っている。

「ちょっとした創作意欲が湧いてきて、いつの間にか、突然アルバムを作ることになっていたんだ。自分でも驚いたよ!」「気づいたらスタジオにいて、次々と曲が生まれてきたんだ。すごく楽しかったね」

ソングライターとして、クイーンの大ヒット曲や人気曲を数多く手掛けてきた一方、ロック界で最も個性的なヴォーカリストの一人でもあるテイラー。今回のソロ・ツアーでは、クイーンと自身がこれまでに発表してきたソロ作の数々の名曲に加え、ロックダウン期間中にマルチ・インストゥルメンタリストとして彼が制作したニュー・アルバム『Outsider』収録の新曲を含めた、豪華セットを披露する予定になっている。

2021年秋のツアーは、10月2日のニューカッスル・O2アカデミーを皮切りに、英国各地を廻った後、10月22日にロンドン・O2シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで締めくくられる。

ロジャー・テイラー『Outsider』ツアー日程(フィル・マッキンタイア・ライヴ主催)
10月02日(土) ニューカッスル、O2アカデミー
10月03日(日) マンチェスター、アカデミー
10月05日(火) カーディフ、セント・デイヴィッド・ホール
10月06日(水) ヨーク、バービカン
10月08日(土) リヴァプール、O2アカデミー
10月09日(月) ノリッジ、UEA
10月11日(火) バース、フォーラム
10月12日(木) ボーンマス、O2アカデミー
10月14日(金) プリマス、パヴィリオンズ
10月15日(日) ノッティンガム、ロック・シティ
10月17日(火) ベクスヒル、デラウォー・パヴィリオン
10月19日(水) ギルフォード、Gライヴ
10月20日(金) コヴェントリー、HMVエンパイア
10月22日(土) ロンドン、O2シェパーズ・ブッシュ・エンパイア

Written by uDiscover Team

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ロジャー・テイラー『Outsider』
2021年10月1日発売

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