赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎ら 窪田正孝と議員秘書軍団 宮沢りえを当選に導く? 「決戦は日曜日」

赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真が、窪田正孝と宮沢りえの初共演映画「決戦は日曜日」に出演することが発表された。4人は、窪田正孝演じる議員事務所の私設秘書とともに、宮沢りえ演じるわがままな初候補者・川島ゆみをサポートする秘書を演じる。

赤楚衛二と内田慈が演じるのは、窪田と同じく民自党川島事務所の私設秘書。ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で注目を集めた赤楚は「事務所グループは独特の緩やかさや毒っ気を纏った空気感があり、監督の世界観も溢れていたので、凄く面白く、てんやわんやな選挙活動だったなと思います」と撮影を振り返っている。本作を手掛ける坂下監督の前作「ピンカートンに会いにいく」で主演した内田慈は「秘書の皆さんと力を合わせ忖度し合いながら調和を保とうとする田中菜々役。今作はそういったアンサンブルも大きな見どころ。笑えます」と、自身の役どころを解説している。

小市慢太郎は、川島事務所の政策秘書である濱口祐介役を演じている。多くの作品でバイプレーヤーとして活躍する小市慢太郎は、「毎日、緊張感が半端なかったですよね。笑っちゃったらどうしようって。もう、クタクタですよね、撮影終わると」と全力投球で臨んだことを明かしている。音尾琢真が演じるのは、公設第1秘書の向井大地役。演劇ユニット「TEAM NACS」のコミカルな役のほか、「孤狼の血 LEVEL2」などではハードなキャラクターを演じる音尾は、「坂下監督のなんともいえないふんわりとした佇まいが心地よく、シーンごとに『はたして今のは本当に映画を撮っていたんだろうか、、?』と、不思議な感覚の中で日々を過ごしていたことを思い出します」と語っている。

あわせて公開された場面写真では、そろいの赤ジャンパーで選挙戦に挑む窪田と4名の秘書が、紅白の幕をバックに、手を前に組んで固い笑顔を見せる姿が切り取られている。

「決戦は日曜日」は、事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知で熱意が空回りの候補者による選挙活動を描いた、コミカルかつシニカルなコメディ。主演を務めるのはNHK連続テレビ小説「エール」などで知られる窪田正孝。そつなく仕事をこなすが政治への熱意を失った、衆議院議員の私設秘書・谷村勉を演じる。突然父の地盤を引き継いで出馬することになり、本人はやる気に満ちあふれながらも、世間知らずで空回りする令嬢・川島有美を、宮沢りえが演じる。脚本・監督は、「ピンカートンに会いにいく」などの坂下雄一郎が務めている。

【コメント全文】

■赤楚衛二

岩渕は将来の夢も希望もなく、モノゴトを深く考えないで生きているのですが、要領がいいので何事も上手くいくタイプ。常に楽観視を意識しながら演じました。今回、川島さん、谷村さんをはじめとした事務所グループは独特の緩やかさや毒っ気を纏った空気感があり、監督の世界観も溢れていたので、凄く面白く、てんやわんやな選挙活動だったなと思います。
是非お楽しみくださいませ。

■内田慈

『ピンカートンに会いにいく』では、口から生まれたみたいに捲し立てる逆ギレモンスターのような役でしたが、衣小合わせでまず監督に言われたのは「今回は、"普通"の人の役です」と。出る杭にならぬよう、秘書の皆さんと力を合わせ忖度し合いながら調和を保とうとする田中菜々役。今作はそういったアンサンブルも大きな見どころ。笑えます。演じながら「普通って、何だろう?」と逆説的に問われているようで、坂下監督のシニカルな視線に終始晒させているようでした(笑)。坂下節全開!

■小市慢太郎
撮影は厳しかったですねー。久しぶりに過酷な現場でした。毎日、緊張感が半端なかったですよね。笑っちゃったらどうしようって。もう、クタクタですよね、撮影終わると。食い縛る訳にもいかないんですよ、脱力系なんで。いやー、嫌な汗一杯かきましたよ。無事終わってホントよかったです。

■音尾琢真
撮影中は、坂下監督のなんともいえないふんわりとした佇まいが心地よく、シーンごとに「はたして今のは本当に映画を撮っていたんだろうか、、?」と、不思議な感覚の中で日々を過ごしていたことを思い出します。それを思い出し、坂下組でしか撮れない映画が生まれている悦びを噛み締めています。
是非、映画館のスクリーンで楽しんで下さい。

【作品情報】
決戦は日曜日
2022年全国公開
配給:クロックワークス
Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会

© 合同会社シングルライン