巨人の〝6男坊〟高橋が4回途中降板 3回にはしゃがみ込む場面も…

降板してベンチに下がった巨人・高橋

〝6男坊〟が無念の降板…。巨人の高橋優貴投手(24)が1日の西武戦(東京ドーム)に先発するも、4回途中無失点、計69球で降板となった。

2回まで走者を出しながらもなんとか無失点で切り抜けていたが、3回のマウンドに上がり投球練習を始めたところでアクシデントが発生。マウンド上でしゃがみ込むとトレーナーや元木ヘッドコーチらが集まり始め、状態の確認に追われた。それでも「大丈夫です」とアピールした左腕は投球を再開。直後の攻撃では打席にも立つなど、その後も問題なく投球を続けるかと思われたが、4回に入って一死から2者連続で四球を与えたところで交代を告げられた。

8回途中2失点(自責1)と好投した前回登板の楽天戦(5月26日=東京ドーム)後には「なんとかリリーフの方に休んでもらって、1試合投げ切りたい」と語っていたが、悔しい結果に終わってしまった。この日は宮本投手チーフコーチからも「まっすぐに力があって調子もいい。緩急もうまく使えているし(高橋)優貴らしい奥行を使った投球がここまでできている。1イニングでも多く投げてほしいね!」と序盤の投球を評価されていただけに、チームにとっても大きな誤算となった。

ここまで唯一、開幕ローテを一度も離脱することなく守り続け、リーグトップの6勝を挙げていた〝孝行息子〟。大きなアクシデントではないことを祈るばかりだ。

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