ヘンリー王子&メーガン妃 “挑発行動” 続くが…英王室反撃しない理由

ヘンリー王子(左)とメーガン妃(ロイター)

ヘンリー王子&メーガン妃の英王室に対する一連の〝挑発行動〟により、王族の堪忍袋の緒が切れる時はくるのか? 英紙デーリー・メールの王室担当編集者は「今すぐではない」としながらも、王室には別の狙いがあることを明かした。

同紙のレベッカ・イングリッシュ編集委員によると、ヘンリー王子夫妻はこれまで王室批判を続けてきたが、王子が先月、祖父母のエリザベス女王と故フィリップ殿下や父親のチャールズ皇太子に対する個人的不満を吐き出したことで、王室側の怒りは頂点に達しようとしていると語った。

イングリッシュ氏は「王室はこれまで常に反論せず、釈明もしないスタンスを守ってきた」とし、「バッキンガム宮殿としては、ヘンリー&メーガンとの表立った泥試合に引き込まれることだけは絶対避けたい」と説明。

その上で同氏は反撃の転換期が「今すぐではない」とし、王室の実の狙いは「ハリーが言いたいことを全部言い尽くし、燃え尽きることを願っている。(これまでの言動が)本心か復讐心によるものなのかは分からないが、彼の気が済んで自分の道を進めばいいと思っている」と明かした。

王子は先週、自身と米司会者オプラ・ウィンフリーが制作した動画配信サービス「Apple TV+」によるメンタルヘルスをテーマした番組に出演。その中で王子は、若い頃にメンタルヘルスで苦しんでいた自分を家族は〝家の恥〟と感じていたと主張した。

王子はまた、米ポッドキャスト番組「アームチェア・エキスパート」にも出演。その際は自身の生い立ちについて触れ、父親から痛みや苦しみを受けたと告白。父親もまた自分の両親から同様の感情を抱いただろうとし、王子はそんな〝負の連鎖〟を断ち切ることも王室を離脱した理由の一つだとした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社