陸上混成の右代啓祐が五輪選考会の日本選手権欠場「夢をつかむため」同時期の海外大会挑戦

©北海道文化放送株式会社

陸上混成十種競技の右代啓祐選手(国士舘クラブ)が6月1日、オンラインで取材に応じ、6月12日と13日に長野県で行われる混成競技の日本選手権を欠場して、同時期にスペインで行われる国際競技会に出場すると表明しました。五輪出場資格獲得につながるポイントによる世界ランキングを上げる狙いで、順位によって付与されるポイントが高い海外挑戦を決めたものです。

十種競技の日本記録保持者で3度目の五輪を目指す右代選手は、五輪選考で日本選手権が重要な位置づけにあるのも認識しているだけでなく、これまで日本選手権で8度優勝していて「10回優勝も目指したい、たくさんの人に日本で活躍する姿を見てもらいたい、どうしても出たい試合」で「日本選手権に出ないという決断は、本当はしたくなかった」と思い入れの強さを話しました。

混成競技は他の種目に比べ試合数が少ない上に世界ランキングに反映されるポイントが高く設定されていたアジア選手権の中止など新型コロナウイルスの影響で五輪出場権獲得チャンスが次々と失われる中で迫られた決断でした。

右代選手は「自分が今できる全てのことをまず後悔なくやるということは大前提」として、スペインの大会では8000点で優勝を目標に掲げます。

「ここ最近は8000点という点数が出ていないので“戻ってきたぞ”と多くの人に思ってもらえるような良い試合をして帰ってきたい」と意気込むとともに「自分の中では新しい取り組みをして、どうやって自分が新しい自分になったのかなというのを知る良い機会」ともとらえています。

延期や失われた構想への苦労や恨み言などを口にすることは一切なく、十種競技は10回自己記録に挑戦できるチャンスがあり「納得いくパフォーマンスが10回できるかな、というのが今は楽しみでしかたない」と前向きに話しました。

【右代啓祐(うしろ・けいすけ)選手プロフィール】

1986年7月24日 北海道江別市出身

日本選手権優勝8回

アジア大会3大会連続出場2大会連続金

世界選手権5大会連続出場

五輪2大会連続出場(2012ロンドン、2016リオ)

リオデジャネイロ五輪では日本選手団旗手

日本人初の8000点超え(2011年)

自己ベストは日本記録の8308点