男子バスケットボールのBリーグ3部(B3)に参入する長崎ヴェルカのクラブハウスがこのほど、佐世保市内に完成した。親会社のジャパネットホールディングスが自社の福利厚生施設を改修した。長崎市内のホームアリーナが完成するまで、当面の活動拠点となる。
既存の体育館をチームカラーの濃紺を基調にリニューアルした。ゴールリングは、ダンクシュートの際にぶら下がっても壊れないように強化。3点シュートのラインは、通常の距離とそれより約50センチ遠い米プロNBA基準の2種類を引いた。
クラブロゴがあしらわれた控室は選手一人一人の専用ロッカーを備え、新アリーナでも同じデザインを採用する。疲れを癒やすための温泉もすでに完備してある。
ウエートトレーニング器具は強化スタッフの中山佑介氏が準備。中山氏はNBAクリーブランド・キャバリアーズのスタッフとして2016年の優勝を経験している。
ヴェルカは10月のリーグ開幕に向けて選手、スタッフの陣容を7月に固める方針で、クラブハウスも同時期から本格運用する予定。4月からジュニアスクールの練習場として活用を始めている。伊藤拓摩ゼネラルマネジャー兼ヘッドコーチは「選手が練習にしっかり集中できる環境で、B1のクラブと比べてもトップクラスの内容ではないか」と話している。