ソフトバンク痛恨の継投失敗…8回逆転許した松本「期待に応えられなかった」

8回に逆転を許してしまったソフトバンク・松本

ソフトバンクは1日のDeNA戦(横浜)に3―4の逆転負けを喫した。

終盤の継投が誤算だった。2点リードの8回、鷹ベンチは3番手に松本を指名。一死から佐野に中前打、続くオースティンに四球でピンチを招くと、宮崎に適時二塁打を許して1点を返される。この後、ソトを敬遠して満塁策を選択。だが、続く牧に2点適時打を浴びて試合をひっくり返された。

勝ちパターンの嘉弥真、泉を起用せず松本の投入はイレギュラーだった。この継投について、工藤公康監督(58)は「投手コーチの方から8回(松本を)行かせてみたいということだった」と説明。直近3試合で中継ぎとして抜群の安定感を見せていた25歳に新境地を見出そうとしたが、結果は振るわなかった。

松本は試合後「大事な場面で使ってもらったのに期待に応えることができなかった。本当に申し訳ないです」と悔しさをにじませた。守護神・森が左ヒジ手術、セットアッパーのモイネロが五輪予選参加のため離脱中。「絶対的2枚」を欠く戦いの中で〝試合を締める〟難しさを痛感する敗戦となってしまった。

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