医師の市長、自らワクチン接種に従事 公務時間外に自身経営の病院で

【資料写真】生田邦夫市長

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種で、滋賀県湖南市の生田邦夫市長が自ら接種や問診を行っている。自身が医師であり、「昔からの患者の要請もあり無視できない。安心感を与えるためにもやっている」と話す。

 市や市長によると、接種は4月の開始以降、自身が経営する病院で週末を中心に公務外の時間に実施している。接種担当の医療従事者の不足はないというが、在宅接種の必要性がある高齢者などから市長本人に打診があるという。

 生田市長は1日の定例会見で「市のワクチン接種では医師会に多大な協力をしてもらい、スムーズに実施が進んでいる。私自身医療従事者であり、公務に支障のない範囲で行わなければという思い」と述べた。

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