柳楽優弥、多くの命を奪う原爆開発に葛藤する姿 有村架純、三浦春馬共演「映画 太陽の子」予告編公開

8月6日に劇場公開される、日本の原爆開発を背景に3人の若者の青春を描く「映画 太陽の子」から、予告編映像が公開された。また、福山雅治の「彼方で」が主題歌となることが発表された。

公開された予告編では、笑顔で「いっぱい未来の話しよう」と固く手を結びあう、修(柳楽優弥)、世津(有村架純)、裕之(三浦春馬)の姿から始まる。そして、「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と信じて未知なる世界への研究に目を輝かせる修、「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実を見つめて未来への強い意志を持つ世津、「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之の姿が映し出される。さらに、「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と多くの命を奪う兵器開発に葛藤する修の姿などが切り取られている。

予告編では、福山雅治による主題歌「彼方で」も使用されている。「彼方で」は、昨年12月に発売された、父親の名前をタイトルに冠したアルバム「AKIRA」のラストに収録された楽曲。主題歌に決まったことについて福山は、「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」とコメントを寄せている。

「映画 太陽の子」は、太平洋戦争末期に海軍からの密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室による、「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実を基に作られたフィクション作品。時代に翻弄され、それぞれの葛藤や思いを抱えながら、全力で生きた若者たちの、等身大の姿が描かれる。2020年にNHKで放送されたテレビドラマとは異なる視点と結末が加わっている。極秘任務に携わる科学者・修を柳楽優弥、修と弟がほのかな思いを寄せる幼なじみの世津を有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を三浦春馬が演じている。

【作品情報】
映画 太陽の子
2021年8月6日(金)公開
配給:イオンエンターテイメント
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

© 合同会社シングルライン