ほんの一文字に、ぎゅっと気持ちを込めて 「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」作品募集開始

● 募集期間 2021年6月1日(火)~9月24日(金)必着

2021年6月1日
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区/代表理事:髙坂節三/以下、当協会)は、想(おも)いを託した漢字一字を贈る、第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト(以下、コンテスト)」の作品募集を開始いたしました。応募締切は2021年9月24日(金)です。
本コンテストは、日頃は言えない素直な気持ちを、漢字一字に託して贈るという趣旨で開催しています。今年で9回目を迎え、過去累計で、全国より約29万作品のご応募をいただきました。これまで、家族や友人への感謝、自分自身へのエールなど、様々な想いがこめられた作品が寄せられています。前回コンテストでは、小学生から90代の方まで幅広い年代の方から、過去最多の47,822作品のご応募をいただきました。本コンテストを通じて、今年も多くの方々に「漢字」で気持ちを表現することの魅力を感じていただければ幸いです。詳細な情報はコンテストサイト(https://www.kanken.or.jp/kanjicontest2021/)にてご確認ください。

第8回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」小学生部門 絆大賞受賞作品

「凪」
長野のおじいさん、おばあさんへ
新潟の凪瑳より

コロナウイルスで会えない今。私は、自分の名前の一文字でもある「凪」を贈ります。「凪」という漢字には、風がやんで波がおだやかになるという意味があるんだ。コロナの波が早くおだやかに終息してほしいという願いをこめたよ。早く会えるといいな。

第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」概要

□名称 :第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」
□募集テーマ :「贈りたい漢字とメッセージ(120字以内)」
あなたが伝えたい気持ちを表す漢字(一文字)とメッセージをお寄せください。
□応募部門 :①小学生部門 ②中学生部門 ③高校生部門 ④大学生・一般部門
□応募期間 :2021年6月1日(火)~2021年9月24日(金)必着
□応募方法 :●個人での応募
【Web】コンテストサイト(https://www.kanken.or.jp/kanjicontest2021/)から
応募する。
【郵送】所定の応募用紙(コンテストサイトよりダウンロード)に記入して郵送する。
●団体での応募
応募者全員分の応募用紙(コンテストサイトよりダウンロード)をまとめ、
「団体応募用返信ラベル」を用い、郵送する。
□応募先 :〒605-0074 京都市東山区祇園町南側551番地
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」係
□Twitter :今、あなたに贈りたい漢字コンテスト(@kanji_gift)
□審査員 :審査員長 橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
□審査員 :審査員 ゴルゴ松本(お笑い芸人)・やすみりえ(川柳作家)・華雪(書家)
□表彰 :絆大賞(各部門1点) 賞状・副賞(5万円相当)
□表彰 :日本漢字能力検定協会賞(各部門1点) 賞状・副賞(3万円相当)
□表彰 :審査員賞(各部門3点) 賞状・副賞(1万円相当)
□表彰 :佳作(各部門10点) 賞状・副賞(5千円相当)
□発表 :2022年1月下旬頃 コンテストサイト等で発表
□表彰式 :2022年3月頃 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 京都本部
「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」で開催予定
□主催 :公益財団法人 日本漢字能力検定協会
□後援 :公益財団法人 文字・活字文化推進機構 大日本印刷株式会社
□コンテストサイト :https://www.kanken.or.jp/kanjicontest2021/

<参考資料>

第8回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」概要・受賞作品紹介

□応募期間 : 2020年6月1日(月)~9月25日(金)消印有効
□結果発表 : 2021年1月
□応募総数 : 47,822作品
□受賞作品例 : *年齢・肩書きは当時のものです

<小学生部門 絆大賞> 近藤 凪瑳さん (新潟県・10歳・新潟市立東山の下小学校)
コロナウイルスで会えない今。私は、自分の名前の一文字でもある「凪」を贈ります。「凪」という漢字には、風がやんで波がおだやかになるという意味があるんだ。コロナの波が早くおだやかに終息してほしいという願いをこめたよ。早く会えるといいな。

<中学生部門 絆大賞> 岡山 榎恋さん (大阪府・12歳・茨木市立太田中学校)
私の母にはお腹に傷痕があります。それは私が母のお腹の中にいた頃、母子共に助かる確率の低い胎盤早期剝離と診断されて手術をした時の傷です。奇跡的に母と私は無事。命がけで私を産んでくれた母へ感謝の想いを込め、傷痕のあとでなく、奇跡のあとを贈ります。

<高校生部門 絆大賞> 平川 元大さん (大阪府・17歳・大阪府立摂津高等学校)
仕事の関係で朝3時過ぎに家を出る母。でも毎朝、仕事の合間に必ず電話をかけてきてくれる。切るときは絶対「気をつけて」と言ってくれる。そのとき僕はいつも「大事に思ってくれているんだな」と思う。毎日何事も無く家に帰って「ただいま」と言いたい。

<大学生・一般部門 絆大賞> 酒井 素子さん (大阪府・司書)
あなたの耳が聞こえないとわかって、初めて「聾」という漢字は「龍の耳」と書くのだということに気付きました。耳ではなく角で音を聞く龍と同じように、あなたにも、人とは違う力が必ずあります。それを見つけて大事にしてほしいと母は思っています。

過去の受賞作品は、コンテストサイト(https://www.kanken.or.jp/project/edification/kanjicontest/list.html)からご覧いただけます。