DIYの幅がぐっと広がる!「プラズマ切断」専用の作業台

DIYの幅がぐっと広がる!「プラズマ切断」専用の作業台

完成写真

レシピの概要

かかった費用

10000円

所用時間

4時間

材料

枠部(L字アングル) (4本)
脚部(角パイプ)(6本)
箱部(鉄板) 1枚(1枚)
箱部(L字アングル)(8本)
天板(フラットバー)(22枚)

工具

半自動溶接機
メタルバンドソー(エッジホッパー)
メタルベンダー
プラズマ切断機

作り方

STEP1

メタルバンドソー「エッジホッパー」で材料をカットしていきます。60°以内の角度切りができ、鋼材加工に便利です。ディスクグラインダーとは異なり、火花が飛ばず、切断音も静かです。また、材料をセットしてしまえば手を離していても切断作業が行える(自重切断)のが特徴です。

STEP2

任意のサイズにて、脚と枠に使用する材料をカットします。四角に枠を組む場合には、それぞれの材料の端を45°(斜め)に切断しておくと、小口が外側に出ず、きれいな枠を作成することができます。

STEP3

カットしたL字アングルを四角(90°)に組み、溶接を行います。溶接の際には、マグホールド(磁力式補助器具)を用い材料を固定するとスムーズに作業ができます。また溶接は、角の4点を仮止めしてから本溶接を行うと歪みが軽減されます。

STEP4

次に角鋼材をH型に組み、脚になる部分を溶接します。同じものを2本作ります。H型の脚を繋ぐ「横に入れる角パイプ」は、キャスターを取り付ける下部寄りに設置すると、脚の開きが軽減されます。

STEP5

ステップ3で作成した枠に脚を取り付けます。しっかり直角をキープしながら溶接しましょう。こちらの作業も、マグホールドで固定し、仮止め→本溶接の順番で溶接を行うのがポイントです。

STEP6

次に穴を空けたフラットバーにナットを溶接します。穴を空けたフラットバーにボルトとナットを取り付けた状態で溶接をすると、ナットがずれずに溶接できます。ボルトまで溶接しないよう、注意しましょう。br(ポイント) フラットバーは角パイプの外寸と同じ幅の材料を選びます。小さいパーツにに穴あけをするは難しいので、長いフラットバーのまま切断位置と穴あけ位置に印を付け、穴あけをした後に切断を行うとスムーズです。

STEP7

H型の脚を2本溶接した後は、脚の底部分4カ所にstep6で作成したパーツを溶接で取り付けます。

STEP8

溶接したフラットバー&ナットにキャスターを取り付けます。

STEP9

次に箱部分を作るための鉄板を、プラズマ切断機で切り出します。箱の側面となるパーツ2ケ(step10でL字に曲げるパーツと、その他四角にカットした1枚)、底板となるパーツ1ケ(step10でL字に曲げます)を切り出します。

STEP10

メタルベンダーという工具を使って鉄板を直角に曲げていきます。側面となるパーツ1ケと、底面となるパーツ1ケをL字に曲げます。次の工程では、側面のL字と底面のL字を組み合わせた物に、側面(1面)を追加して箱状にします。ベンダーがない場合は曲げ加工を用いずに作成することも可能です。その場合はstep9で側面分4枚+底面分1枚を切り出してください。

STEP11

step10でL字に曲げた側面用の材料とL字に曲げた底面用の材料を組み合わせます。その際、1面だけ不足する状態になるので、そこにstep10でカットした側面を加え溶接で組み上げます。四つ角にはL字アングルを強度補強のために追加し溶接します。

STEP12

箱が完成したら、天板を乗せるための金具(任意のサイズにカットしたフラットバー)を四隅に溶接します。ガタつかないように、同じ高さに固定しましょう。(やり方は動画をご覧ください)

STEP13

いよいよ上部に乗せる天板を作ります。フラットバーを四角に溶接し、その内側に同じ材料のフラットバーを等間隔で柵状に溶接していきます。

STEP14

できあがった天板をセットすれば完成です。

STEP15

早速、プラズマ切断機を使って、切り抜き文字を作ってみました。

STEP16

ぜひ動画でご覧ください ★ !

レシピのコツ・ポイント

材料の保持:マグホールドを活用し材料を保持。両手を使えるように◎<br>
溶接のコツ: 材料のバリで誤差が出ないよう、切断した材料は全てバリ取りをしましょう◎。また溶接は点付けで仮止めを行いその後本溶接を行うことで、歪みを軽減できます。仮止めを行わずに本溶接をすると一カ所だけに熱が加わり歪みが出る可能性が高まります。

やってみた感想

スタンドの作成、箱の作成ができたので、アレンジすればバーベキューグリルや収納ラックなど、色々な物を作れると思います◎。アレンジを楽しんでください!

レシピを書いた人

SUZUKIDさんのプロフィールを見る

© ビギニング株式会社