拉致疑い不明者を国内で発見 30代で失踪の70代男性

京都府警本部

 京都府警外事課は2日、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者875人に含まれる70代の男性が国内で見つかったと発表した。

 府警によると、男性は1978年に当時30代で失踪。家族が府警に行方不明者届を出し、その後に「拉致の可能性がある」と申し出た。今年4月に男性に関する情報が府警に寄せられ、所在を確認した上で拉致や事件事故による失踪ではなかったことが判明したという。

 府警が捜査する拉致の可能性を排除できない行方不明者は15人となった。

© 株式会社京都新聞社