レミー・ガードナー、2022年はテック3KTMからMotoGPに昇格。父は1987年500cc王者のワイン・ガードナー

 6月2日、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦しているKTMは、現在Moto2クラスに参戦しているレミー・ガードナーを2022年にテック3KTMファクトリー・レーシングからMotoGPクラスに昇格させると発表した。

 オーストラリア人ライダーのガードナーは、1987年にWGP500ccクラス王者を獲得し、レジェンドに登録されているワイン・ガードナーの息子だ。

 2014年にMoto3クラスからロードレース世界選手権デビューを果たし、2016年からMoto2クラスに参戦。昨年は第16戦ポルトガルGPで初優勝を獲得し、ランキング6位となった。

 今季は6戦中1勝を含む5度の表彰台を獲得しており、114ポイントでランキング首位をキープしている。そんなガードナーがKTMと契約して来季はテック3KTMファクトリー・レーシングでKTM RC16に乗ることが決まった。

2021年はRed Bull KTM AjoからMoto2クラスに参戦しているレミー・ガードナー

 ガードナーは「KTMがこの機会を与えてくれたことを大変嬉しく思う。僕にとって夢の実現であり、これまで努力してきたことが実を結んだ」とコメントした。

「僕にとっては信じられないチャンスであり、バイクを走らせることが待ち切れない。僕を信じてくれたKTMに感謝したい。今は、2021年を良い形で終えることに集中しなければならない。また、MotoGPへの挑戦をサポートしてくれたすべての人に感謝したいね。僕たちはまだ始まったばかりだ」

 KTMは6月1日にブラッド・ビンダーと2024年まで3年間の契約に合意している。今回の発表により、最高峰クラスのKTMライダーは4人うちふたりが決定した。

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