「大坂なおみは自己愛が強く傲慢」と批判の英司会者を英大物女優が〝Fワード〟で猛攻撃

〝猛口撃〟を食らっているピアース・モーガン氏(ロイター)

全仏オープン(パリ)棄権とうつ病を告白した女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)について、「自己愛が強く傲慢なガキ」などと批判した名物司会者ピアース・モーガンに対し、英国の大女優が〝Fワード〟を付け猛攻撃。大坂を巡る議論は世界でも収まる様子はない。

反メーガン妃の急先鋒で知られるモーガン。大坂に対し「メーガン妃の戦略を真似している」「ボイコットを正当化するために、メンタルヘルスを武器にして、正当なメディア取材を避けようとする軽蔑的な試み」など言いたい放題。非白人女性に対する執拗な攻撃だという声もあり、非難の嵐だ。

英国エンタメ界からも大物が噛みついた。人気ドラマ「ホリーオークス」などに出演した人気女優のデニス・ウェルチ(63)だ。自身も精神的な病に苦しんだ経験があるウェルチは、自身のインスタグラムで「ピアーズ・モーガンは、またも精神的健康を優先する判断をした素晴らしい若い女性を攻撃している!」と批判。

「大坂なおみは、2018年以来、うつを患い、大会後に報道陣と話すことへの恐れが彼女の不安を煽る可能性があることを認め、勇敢にも全仏オープンから撤退した。うつ病や不安神経症に苦しんでいる人は誰でも、人生が耐えられなくなることを知っており、痛みを止めるためなら何でもするでしょう。ピアースの行動は、『傲慢で自己愛の強い甘やかされたガキ』と呼ばれることを恐れるあまり、多くの人が黙って苦しむということを証明しています」と投稿。「この男は恥です!」とFワードを付け糾弾した。

懲りない男・モーガンはウェルチに対し「私の精神衛生上、このように虐待されるのは良くありません。デニスが彼女の暴言を反省し、怒りの管理にもっと努力してくれることを願っています」とからかいのツイートを投稿した。

大坂の全仏棄権を巡っては、4大大会が共同で「可能な限りの支援と援助をしたい」と声明を発表している。英国エンタメ界にも飛び火し、大坂の影響力の大きさが現れている。

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