佐藤輝だけでなく、阪神ドラ6中野や広島ドラ1栗林も1位
日本野球機構(NPB)は「マイナビオールスターゲーム2021」のファン投票結果の中間発表を2日からスタートさせた。第1回の中間発表では、阪神のドラフト1位ルーキー佐藤輝明内野手がセ・リーグ外野手部門でトップ得票に。佐藤輝は4万7769票を集め、セ・パ両リーグを通じても最多の得票数を獲得した。
パ・リーグで最多得票を集めたのがソフトバンクの柳田悠岐外野手で4万3495票。佐藤輝は球界最強の打者である柳田を4000票ほど上回り、両リーグ最多の得票数に。セ・リーグに限れば、3万票を超えているのは、佐藤輝のほか、同じ阪神の梅野隆太郎捕手しかおらず、ダントツの得票数となっている。
この日から始まったファン投票の中間発表だが、目立つのが各球団の新人を含め、若い世代の台頭だ。
セ・リーグで言えば、抑え投手部門の1位が広島で19試合連続無失点を続けているドラフト1位の栗林良吏投手。また、遊撃手部門では阪神のドラフト6位ルーキー中野拓夢内野手がトップ得票。巨人の坂本勇人内野手とはわずか1000票ほどの差しかないが、これは注目に値するだろう。
2年目の広島森下、オリ宮城が先発部門の1位に
また、ルーキーで言えば、DeNAの牧秀悟内野手が1万6295票を集めてセ・リーグ二塁手部門で2位。ヤクルトの山田哲人内野手、広島の菊池涼介内野手という名手2人と接戦を展開しそう。パ・リーグの先発投手部門では日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手が5位。故障離脱してしまったものの、西武の若林楽人外野手もパ・リーグ外野手部門で5位に位置している。
この他にもプロとしてのキャリアが浅い若手たちの台頭も際立つ。先発部門の1位はセ・リーグが、昨年の新人王で2年目を迎える広島の森下暢仁投手、パ・リーグはまだ19歳のオリックスの宮城大弥投手。宮城にいたっては、日本球界復帰を果たした楽天の田中将大投手やオリックスの山本由伸投手らを抑えての1位だ。
第1回の中間発表での有効投票枚数はWeb投票の7万6200票。今後は6月21日まで、土曜日と日曜日を除く毎日、中間発表が行われ、最終結果は6月28日に発表される。フレッシュな顔ぶれが、今後どのように得票数を伸ばしていくか、注目だ。(Full-Count編集部)