WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の次戦は同級2位のロドリゲス・ジュニア

井岡一翔

WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=Ambition)が、WBOから次戦の対戦指令が出された。相手は同級2位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(27=メキシコ)だが、本来ならランキング1位の選手が指名されるところ、なぜ2位選手となったのか。

米メディア「バッドレフトフック」は「(WBO)1位のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)は、カルロス・クアドラス(メキシコ)と再戦し、(WBAスーパー&WBCフランチャイズ王者の)ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とローマン・ゴンサレス(帝拳、ニカラグア)の勝者と対戦するからだ」と伝えた。

ゴンサレスに連勝したシーサケット、一翔が統一戦を熱望していたエストラーダなど、同級の主要と目されるボクサーは〝トーナメント方式〟でビッグマッチを形成する動きを見せており、一翔としては一歩外に置かれた状況だ。同級の主役に踊りでるためにも、まずは与えられた試合で確実に勝利を積み上げるしかない。

WBOの発表によれば、両陣営には30日の交渉期間が与えられ、まとまらない場合は入札(最低入札額は10万ドル=約1090万円)となる。昨年大みそかに田中恒成(25=畑中)と対戦したときのタトゥー問題やドーピング疑惑など騒動続きだったが、ようやくリング上での話題を提供できる見通しとなった。

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