大坂なおみの年収が66億円を突破 20社超えるスポンサーはうつ告白でも「ブランドダメージは全くない」

2019年には日産自動車とスポンサー契約を結んだ大坂

米経済紙「フォーブス」(電子版)は2日、女子テニス世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)の1年間の収入が6000万ドル(約66億円)に達し、昨年に自身が記録した3740万ドル(約41億円)を大幅に上回る女性アスリート史上最高額を更新したと報じた。先月末、スポーツ経済を扱う「スポーティコ」は5520万ドル(約60億円)と伝えていたが、その上をいく数字を算出した。後日発表されるアスリート長者番付では昨年の29位から12位にジャンプアップするもようだ。

内訳は広告収入が5500万ドル(約61億円)。契約を結ぶスポンサーは日清食品や日産自動車といった日本企業以外にも時計メーカーのタグホイヤー、マスターカードなど海外の大企業が並び、最近はグーグルやルイヴィトンも加わって20社を超えたという。広告収入で大坂を上回るのは男子テニスのロジャー・フェデラー(39=スイス)、男子ゴルフのタイガー・ウッズ(45=米国)、米プロバスケットボールNBAでロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズ(36)だけだ。

同誌は複数の識者の意見を紹介。今回のうつ告白が「ブランドへのダメージは全くない」とした上で、メンタルヘルス分野のスポンサーの関心を引き付けると予測。東京五輪に向けてネガティブな問題を引き起こす懸念を示しつつも「スポーツの市場で最も価値あるスターの一人であり続けるだろう」と見ている。

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