国際通りを安心・安全に楽しんで LINEで感染対策やキャンペーンを配信

 那覇市国際通り商店街振興組合連合会(真喜屋稔理事長)は、LINE(ライン)を使って国際通りの店舗や施設が取り組む感染対策やキャンペーンなどを発信する、情報配信サービスを1日から始めた。医療、介護の支援事業を手掛ける琉球エラン(那覇市、櫻井英治社長)のラインサービス「沖縄観光NAVI」を活用する。

 沖縄観光NAVIでは、県のコロナ情報、民間PCR検査場所の情報といった医療情報や、観光情報など六つのメニューを常時掲載している。国際通り8カ所に、利用者の位置情報を読み取って情報を発信するラインビーコンを設置し、登録者が付近を通ると、イベント開催情報やオンライン土産店の情報などが発信される。

 櫻井社長は「3密を回避するための予防情報を提供する。緊急事態宣言の期間が終わるころには、国際通りの3密状況を可視化できる機能を追加したい」と話した。今後、那覇空港など観光客の多く訪れる場所にビーコンを設置していく予定という。

 真喜屋理事長は「新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業界の再生を促進しつつ、安全、安心に沖縄観光を楽しんでもらうツールとして活用してほしい」と話した。

 沖縄観光NAVIは以下のQRコードから登録できる。

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