要注意の場所、人物は? 神奈川県警とJR、電車内の痴漢対策 新横浜駅で啓発活動

駅利用者に痴漢への注意を呼び掛ける県警の警察官とJRの担当者=JR新横浜駅

 電車内の痴漢対策を進めようと、神奈川県警とJR東日本、JR東海は1日、横浜市港北区の新横浜駅で啓発活動を行った。県警とJR東日本は1~15日を「痴漢対策強化期間」としており、重点的に警戒や摘発を進める。

 警察官と駅員が駅を利用する女性らに、電車内での不審者への注意や、痴漢被害に遭った際の速やかな通報などを呼び掛けた。

 県警は▽車内の混雑時は死角になりやすく、逃げにくいドア付近を避ける▽混雑していないにもかかわらず、隣に座ったり距離が近かったりする人物は要注意-とし、「危険を感じたらその場を離れるなどして身を守ってほしい」としている。

 県警によると、2020年の電車内の痴漢の摘発件数は前年比44件減の75件。今年は4月末時点で前年同期比4件減の26件となっている。

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