第69回NHK杯長崎県高校野球大会の組み合わせ抽選会が2日、長崎市の県営ビッグNスタジアム会議室で行われ、各地区予選を勝ち抜いた出場16校の対戦相手が決まった。昨年はコロナ禍で中止になったため、2年ぶりとなる夏の前哨戦第2ラウンド。5日から13日までビッグNと諫早市第1野球場で熱戦が繰り広げられる。
長崎、中、佐世保の各地区予選で4強に入った計12校と、代表決定戦を勝ち抜いた4校が出場。トーナメントで競う。
優勝争いの軸となるのは、昨秋の九州王者で春の甲子園に出場した大崎。2019年夏終了後から、今大会の佐世保地区予選まで続いている県内主要大会無敗記録を、長崎、中地区Vの海星、大村工をはじめ、他校がストップをかけられるかが一つの焦点になる。
各地区を制した3校のほか、総合力が高い長崎商、打力が自慢の佐世保北などの活躍も楽しみ。春の県大会で準優勝した小浜のエース中野、九州文化学園の本格派右腕、黒木ら好投手も多い。
過去11大会連続で夏の県大会でシード権を得てきた創成館、昨秋の県大会準Vの長崎日大など複数の実力校が地区予選で敗れた今大会。出場校は本命の夏に向けて経験を積み、課題を明確にする好機と言える。夏のシード争いも混戦模様で、今回の結果で左右される。
試合はコロナ禍で原則無観客。保護者の入場については県高野連が各校に案内する。
NHK杯長崎県高校野球 5日開幕 大崎軸に夏の前哨戦
- Published
- 2021/06/03 12:28 (JST)
- Updated
- 2021/06/03 14:19 (JST)
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