インテルのルカクが残留を表明 インザーギ新監督ともすでに“会談”

インテル残留を表明したルカク(ロイター)

イタリア1部インテルのベルギー代表FWロメル・ルカク(28)が移籍の噂を完全否定した、と英「BBC」が伝えている。

ルカクは今季28得点をマークし、インテルのリーグ制覇に大きく貢献し、最優秀選手賞(MVP)にも輝いたストライカー。だが、新型コロナウイルスの影響でインテルのオーナー企業である蘇寧グループ(中国)の業績が悪化。深刻な財政難に陥り、クラブのコスト削減を打ち出したことから、今夏の売却がささやかれていた。

すでにイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーやチェルシーが移籍金1億ポンド(約155億円)で獲得に動いていると各メディアで報じられていたが「BBC」によると、ルカクは「私は残留します。インテルで気分がいい」と移籍の噂を一蹴したという。

インテルは今季限りでアントニオ・コンテ監督(51)が辞任し、来季に向けてシモーネ・インザーギ監督(45)が就任する見通し。ルカクは名前を明かさずに「私はすでに新しい監督になる人と連絡を取りました。(正式発表前のため)まだ言うべきではないかもしれない。とても前向きな会話だった。また、それをやり直すこと(リーグ優勝)という課題もある」とコメントした。

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