地方移住おすすめ地域ランキング10選|補助金や仕事・子育て環境から見えてくる移住先のメリット&デメリット

都心には、利便性の高い生活環境、職住近接の実現、賑わい、華やかさなど、都心ならではの魅力がたくさんあります。

でも、家族が増えたときやせわしない日常にちょっと疲れてしまったとき、「もっと静かな場所で生活したいな」「もっと自然が身近にある場所で子育てしたいな」など、ふっと思ったりしませんか?

最近都心で暮らす人の中には、郊外や田舎やでのびのび暮らしたいと考えている人が、若い世代でも多いようです。

そこで今回は、

  • 人気・おすすめの移住先を知りたい人
  • 各地域の補助金・仕事面のサポートなど支援制度について知りたい人
  • 地方移住のメリット・デメリット(失敗事例)が知りたい人

に向けて、地方移住のメリット・デメリットや、おすすめの地方移住先などをご紹介していきます。

いま東京からの地方移住が増えている3つの理由

都道府県別転入超過数(2019年、2020年)

【図解】新型コロナウイルス感染症の流行と東京都の国内移動者数の状況(総務省統計局,令和3年2月5日)

まずは、東京都における国内移動者数を見てみましょう。総務省統計局のホームページによると、2020年5月に「転出超過」、すなわち転出者が転入者を上回っている状態となっていました。

これは、東京都が集計を開始した2013年7月以降、初めてのことだそうです。

翌月の6月には一度転入が上回ったものの、7月にはまた転出超過となってしまい、以降6か月その状態が続いています。それだけ、都外へ移住されている方が多いということがわかります。

東京都からの転出者数の前年同期差(道府県、2020年4月~12月計)

【図解】新型コロナウイルス感染症の流行と東京都の国内移動者数の状況(総務省統計局,令和3年2月5日)

続いて東京都からの転出の状況をみてみましょう。37道県において、東京都からの転出者数が増加していますが、神奈川県がダントツです。続いて千葉県、埼玉県、長野県、茨城県。近隣の県へ転出する人々が多いようですね。

どうしてこれほどまでに、東京から都外へ移住する人が増えているのでしょうか?その理由を3つご紹介していきます。

【理由1】コロナ禍の影響でテレワークが定着。通勤の必要性がなくなった

これまで「地方移住をしたい」と考えていても、「仕事」で職場に通勤することが大きなネックとなっていたため、実現できなかったという人が多かったのではないでしょうか。

ですが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、テレワーク・リモートワークを導入する企業が急増したことは、ご存じの方も多いはず。こうしたことから仕事をする場所関係なく、自宅で仕事できるようになった環境が、地方移住の増加に大きく影響したことは間違いないと言えるでしょう。

【理由2】補助金や支援制度の充実

各地域の補助金や支援制度が年々充実しているのも、移住増加の理由のひとつ。

例えば、地方で起業をした人には、国から「企業支援金」が最大200万円交付されます。さらに「移住支援金」も最大100万円交付され、合計すると最大300万円の支援金が受け取れるということになります。「移住支援金」においては、地方に移住して就業する人に対しても交付されます。

さらに、2020年9月に内閣府から発表された補助もあります。2021年度に実施予定のもので、都内で行っていた仕事をテレワークで継続しながら居住を地方に移した人には、最大100万円が交付されるというもの。

また、IT関連の事業をおこした人には最大300万円給付されます。

それに加え、こうした国からの補助だけでなく、各自治体でもそれぞれの地域への移住・定住した人に対しての支援制度を整備しています。

【理由3】子育て・教育環境は地方にメリットを感じる人が多いため

都市部での生活を送っている20~30歳代の若い世代は、都市部での暮らしやすさの魅力に「交通や買い物の利便性」を挙げています。ですがそれ以外の「教育環境」や「子育てがしやすい」などのポイントはあまり挙がらず、子育ての環境としては、逆に利点として考えていない傾向にあるようです。

対して、地方で子育てするメリットとしては、

  • 自然溢れる環境での子育てが可能
  • 交通量が少ないことから交通面も安全
  • 人口密度が低いことから、待機児童が少ない
  • 人口が少ない地方では、子育て支援が充実している(出産お祝い金支給・中学3年生まで医療費全額助成など)

などが挙げられます。

こうしたことから、地方での子育てについてメリットを感じる人が多いことも、ひとつの理由だと言えます。

地方移住のメリット・デメリット

地方に移住を考えている人は、移住前にメリット・デメリットをしっかりと調べておきましょう。家族との移住を考えている人ならなおさらです。

100%満足!という地方移住はなかなかないかもしれませんが、こだわるポイントや、家族での理想の生活のイメージがしやすくなります。

メリット・デメリットについて家族と話し合い、事前にみんなで納得しておくことが、移住成功に繋がると言えるでしょう。

地方移住のメリット

  • 自然豊かな環境で暮らせる
  • 待機児童の心配がない
  • 通勤時の電車が満員になることがない
  • 観光地や別荘
  • 地などが近場にある
  • 休日でも渋滞がほぼない
  • 物価が安い
  • 新鮮な野菜が買える、または近隣の人にもらえる場合も
  • 手軽にアウトドアやキャンプ、登山などができる

地方移住のデメリット

  • 電車やバスなどの本数が少ないため、移動や買い物が不便。車生活になる
  • 転職しての移住の場合、都会に比べて給料が少ない傾向がある
  • 地域の付き合いが濃い
  • 子どもの数が少ないため、教育や進学の条件が不利
  • 移住前に抱いていたイメージと違う場合がある

ニーズ別!おすすめの地方移住先ランキング10選

地方に移住といっても、いろんな場所がありますよね。移住を検討している人は、土地や環境、気候など、その人の好みや希望のエリアがあるでしょう。

ここでは、東京から100〜150キロ圏内のおすすめ移住先を5選、田舎でのおすすめ移住先5選をご紹介。主な移住補助金・支援制度などもご紹介していきます。

新幹線や電車で通勤可能!東京から100〜150キロ圏内のおすすめ移住先ランキングBEST5

図:東京から100〜150キロ圏内のエリア

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行によって、郊外や田舎への移住の関心が高まっています。コロナをきっかけに、実際に移住した数が多いのは上述した通り。

テレワークが増加し、毎日会社に出勤する必要がなくなったことで、東京から少し離れてもいいから、落ち着いた環境・広めの家での暮らしを希望する人が多くなっています。

通勤圏内を考えて、東京を中心とした150キロ圏内の地方都市が人気を集めているようです。

1.茨城県

写真:つくば市「宝篋山」への道

2020年の移住先の相談件数で、前年を大きく上回っているのが茨城県です。特に東京からも近い県南地域が人気なのだとか。

■移住先として人気の茨城県県南地域一覧
つくば市、土浦市、取手市、牛久市、龍ヶ崎市、石岡市、守屋市、稲敷市、かすみがうら市、つくばみらい市、阿見町、河内町、利根町、美浦村

中でもつくば市は、つくばエクスプレスで秋葉原駅まで快速で45分と、都内への通勤圏内でもあるので、人気のエリアとなっています。

またJR上野駅まで最短40分の取手市や、特急ときわ、昼間の特快を利用すれば上野まで最短58分の土浦市など、2時間前後で首都圏へ行くことができるのが、茨城県が選ばれているポイントのようです。

■茨城県の主な移住補助金・支援制度
  • 世帯での移住の場合は1世帯100万円、単身での移住の場合は60万円を支給(茨城県,わくわく茨城生活実現事業)
  • 新築住宅を購入の場合は転入者住宅取得奨励金 30万円・市内業者施工奨励金 5万円・保留地取得奨励金(付け保留地を除く) 65万円/中古住宅を購入の場合は転入者住宅取得奨励金 30万円・市内業者リフォーム施工奨励金 5万円を支給(古河市,若者・子育て世帯定住促進奨励金)
  • 仲介手数料について上限5万円、引越し費用について上限10万円、家財等撤去費用について上限10万円を支給(高萩市,高萩市定住移住マッチング助成金)
  • 最大50万円を支給(桜川市,桜川市定住促進助成金)
  • 市外転入世帯には20万円、市内定住世帯には10万円を支給、さらに該当者には子育て助成金1人につき5万円、三世代同居等助成金10万円、鉾田市空き家バンク登録物件助成金10万円を加算(鉾田市,鉾田市移住定住促進助成事業)
  • 新築または新築住宅の土地代除く購入費一部を4%以内の額(上限30万円)、中古住宅の土地代除く購入費一部を20%以内の額(上限20万円)を支給。(小美玉市,小美玉市移住促進住宅取得補助金)

古河市公式HP
高萩市公式HP
桜川市公式HP
鉾田市公式HP
小美玉市公式HP

2.山梨県

写真:甲府市「芸術の森公園」(やまなし観光推進機構より提供)

中北、峡東、峡南、富士・東部の4つの地域からなる山梨県。

富士山をはじめとした八ヶ岳や南アルプスなどの美しい山々はあまりにも有名ですよね。移住相談件数が前年を上回る人気のエリアです。

東京駅から150キロ圏内にすっぽり収まり、富士・東部地域の上野原市だと、JR中央線で吉祥寺まで最短約50分。中北地域の甲府市なら、新宿まで特急あずさで約90分。

豊かな自然と都内へのアクセスの良好さなどの魅力から、ファミリー世帯の人気も高いエリアです。

■山梨県の主な移住補助金・支援制度
  • 最大100万円を支給(甲府市、昭和町を除く山梨県内の市町村,移住者住宅取得等補助事業)
  • 基本額50万円に、要件に該当すると上限100万円までを支給(上野原足,移住者住宅取得等補助事業)
  • 1世帯につき上限10万円を支給(上野原市,移住者在宅ワーク整備費補助金)
  • 新婚世帯すまい支援奨励金20万円・中古物件利用者すまい支援奨励金20万円・中古物件利用者家賃支援奨励金2万円/月(最長24カ月)・新築物件取得支援奨励金 土地から購入の場合最大100万円、建物のみ購入の場合最大50万円・中古物件取得支援奨励金最大50万円・遠距離通勤支援奨励金1世帯あたり1万円/月(最長24ヶ月・テレワーク支援奨励金1世帯あたり10,000円/月(最長24ヶ月)・中古物件改修支援奨励金最大50万円(富士吉田市,富士吉田市定住促進奨励金制度)
  • 新築住宅取得が市内の人の場合最高120万円、市外の人の場合最高150万円(大月市,大月市定住促進住宅取得助成金制度)
  • 25万円を支給(中央市,若者世帯定住奨励金制度)

山梨県移住支援・就業マッチングサイト公式HP
上野原市公式HP
上野原市公式HP
大月市公式HP
富士吉田市公式HP
中央市

3.神奈川県

写真:鎌倉市「明月院」のあじさい

横浜や湘南、箱根、鎌倉、横須賀などといったおしゃれな観光スポットがたくさんある神奈川県。

東京都からの移住先を考えた時、ハードルの低いエリアなのが神奈川県ではないでしょうか。

特に県東部は、都内へのアクセスを含めて首都圏と言っても過言ではないほど。そのため、横須賀市、藤沢市、鎌倉市といったエリアが人気です。

また住宅補助制度や子供の医療費助成など、移住を含めた支援制度が充実しているエリアとして、足柄下郡箱根町、愛甲郡清川村、足柄上郡松田町があります。

■神奈川県の主な移住補助金・支援制度
  • 最大50万円を支給(横須賀市,子育てファミリー等応援住宅バンク補助金)
  • トライアルステイ(お試し居住)事業(三浦市)
  • 住宅取得補助金、近居の場合は40万円、同居の場合は60万円・住宅改修補助金、補助対象経費の10分の1(最大20万円)を支給(厚木市,親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金)
  • 上限100万円を支給(箱根至,箱根町民間賃貸住宅家賃補助制度)
  • 新築住宅取得の場合は最大100万円、中古住宅取得の場合は最大80万円を支給(清川村,住宅取得奨励金制度)
  • 月額家賃の2分の1(上限1万円)を支給(松田町,民間賃貸住宅家賃補助金交付制度)

横須賀市公式HP
三浦市公式HP
厚木市公式HP
箱根町公式HP
清川村公式HP
松田町公式HP

4.群馬県

写真:高崎市・東吾妻町「榛名湖」(「ググっとぐんま写真館」より転載)

「草津温泉」や「伊香保温泉」の名の知れた温泉が点在する群馬県。東京から150キロ圏内に収まっています。

東京へのアクセスにおいては電車も車も良好。特に高崎市からだと、東京まで新幹線で約1時間なので、実際に移住している人も多いよう。

また物価水準が低いことでも知られていて、移住するメリットをより感じることができます。

自然に囲まれながら、ゆったりと里山の暮らしを送れることができる地域がたくさんあるのも魅力のひとつです。

■群馬県の主な移住補助金・支援制度
  • 空き家利活用助成の場合上限70万円、移住者限定利活用助成の場合上限100万円を支給(桐生市,きりゅう暮らし応援事業補助金)
  • 上限250万、ただし倉渕地域・榛名地域・吉井地域に立地する空き家の場合は上限500万円の支給(高崎市,空き家活用促進改修助成金)
  • 受けた融資の利子5年(60ヶ月)分を全額補給(高崎市,高崎市移住促進利子補給制度)
  • 実費の2分の1 上限1万円/月(最長3年間)を支給(館林市,移住定住促進通勤支援金)
  • 10万円、加算を含むと最大110万円を支給(渋川市,渋川市移住者住宅支援事業助成金)
  • 住宅取得価格の3%、上限50万円を支給。さらに夫婦とも45歳以下の世帯は30万円・中学生以下の子どもがいる世帯に1人目20万円2人目以降1人につき30万円・市内事業所勤務10万円・市内建築業者施工20万円・新規転入者10万円を加算(冨岡市,移住促進奨励金)

桐生市公式HP
高崎市公式HP
高崎市公式HP
館林市公式HP
渋川市公式HP
冨岡市公式HP

5.静岡県

写真:熱海市街地全景(熱海市役所より転載)

東京から150キロ圏内という条件では、静岡市辺りまでが該当する静岡県。

雄大な富士山と太平洋、過ごしやすい気候ということで、移住地の候補として挙げる人も多いです。

静岡市に加え、清水港や焼津港などがある中部エリアと、熱海や伊豆、御殿場といった、観光などで人気の東部エリアがあります。

東海道新幹線だと、東京まで熱海駅から約45分、静岡駅からでも約1時間。新幹線が県内を縦断しているので、主要駅なら新幹線乗り換えも可能という、両エリアともに東京へのアクセスが大変良好なのも魅力です。

■静岡県の主な移住補助金・支援制度
  • 上限100万円を支給(浜松市,ハマライフ住宅取得費等補助金)
  • 上限160万円を支給(富士宮市,移住定住奨励金)
  • 上限10万円を支給(富士宮市,移住者首都圏通勤支援助成金)
  • 新築住宅取得事業は市外からの転入世帯の場合上限50万円、市内賃貸住宅からの転居世帯の場合は上限30万円を支給・新築住宅移転事業は上限50万円を支給、賃貸住宅移転事業の場合は上限50万円を支給(藤枝市,仲良し夫婦移住定住促進事業)
  • 基本額10万円に、移住加算30万円、市内企業勤務加算5万円、市内金融機関加算5万円、子ども加算10万円~50万円を支給(湖西市,住もっか「こさい」定住促進奨励金)
  • 上限30万円に、市内業者加算10万円、子ども加算10万円、転入者加算50万円を支給(御前崎市,定住促進住宅取得補助金)

浜松市公式HP
富士宮市公式HP
藤枝市公式HP
湖西市公式HP
御前崎市公式HP

一度住んでみたかった!憧れの田舎暮らしが叶うおすすめ移住先ランキングBEST5

日本全国には観光地として注目を集める地域はたくさんありますが、近年、移住先としても人気を集めています。東京都から離れてはいるものの、観光地としても移住先としてもおすすめできるエリアをご紹介していきます。

それぞれのエリアの魅力や人気の理由、また主な移住補助金・支援制度についても解説していきます。

1.北海道

写真:美唄市「飛行場の滑走路と町並み」

北海道の魅力は、四季折々の美しく雄大な自然、海と山の幸に恵まれた美味しい食べもの、夜景や歴史スポット、温泉など、数え上げたらきりがないほどたくさんあるエリアです。

旅行に行きたい都道府県として常に上位ランクインされているのは、みなさんご存じの通りですよね。

また、北海道で暮らす魅力についても、「自然と人」が挙げられます。自然はもちろんのこと、自由なものの考え方や懐の広さを持つ人が多いことから、移住者も温かく迎えてくれる傾向にあるようです。

■北海道の主な移住補助金・支援制度
  • 単身の場合 は60万円、世帯の場合は100万円を支給(北海道,移住支援金制度)
  • 新築の場合は100万円+市内業者加算30万円、中古の場合は上限50万円、いずれも子育て加算20万円~を支給(美唄市,住宅助成)
  • 1区画あたり土地購入費の7割を支給(美唄市,市所有分譲地購入助成)
  • 上限3万円を「びばい商品券」で支給(美唄市,冬期間間口除雪等助成)
  • 月額2万円分を「びばい商品券」で支給(美唄市,通勤費助成)
  • 単身世帯の場合 20,000円/月、複数世帯の場合 30,000円/月を支給(美唄市,若者定着移住促進助成金)
  • 最大3万円/月(最長5年間)を支給(赤平市,赤平市民間賃貸住宅家賃助成)
  • 上限100万円を支給、さらに中学校卒業前の子どもがいる子育て世帯の場合は30万円、市内の親世帯と同居又は近居する場合は10万円、茂辺地地区・石別地区への居住の場合は10万円を加算(北斗市,北斗市空き家バンク利活用事業補助金)
  • 10万円を支給(北斗市,北斗市移住就業支援交付金)
  • 土地を無償で譲渡(雄武町移住宅地の無償貸付及び無償譲渡)

北海道公式HP
美唄市公式HP
赤平市公式HP
北斗市公式HP
北斗市公式HP
雄武町公式HP

2.長野県

写真:軽井沢町

本州の中央部にあり、13,561.56平方キロメートルの広々とした面積を誇る長野県は、山や川、湖と、豊かな自然が大きな魅力。

冬はスキーやスノーボードといったウィンタースポーツが盛んで、夏は避暑地としても有名ですよね。

軽井沢や上高地・松本などの大自然や、松本城や善光寺などの歴史、地獄谷野猿公苑などの温泉など、観光地としても盛りだくさんな魅力を兼ね備えています。

観光旅行をきっかけに、長野県への定住を考える人も多いよう。

■長野県の主な移住補助金・支援制度
  • 上限100万円を支給(長野市,長野市移住者起業支援金)
  • 新築物件取得の場合上限40万円、中古物件購入の場合上限20万円を支給(佐久市,移住促進サポートプラン(移住促進住宅取得費等補助金))
  • 上限100万円、単身の場合は上限60万円を支給(飯田市,移住支援金(飯田市就業・創業支援事業補助金))
  • 新築・新築住宅購入の場合は上限50万円、中古住宅購入の場合は上限20万円を支給(駒ヶ根市,移住者の住宅取得補助)
  • 空き家整備事業は上限0万円、空き家改修事業・空き家解体事業は上限50万円を支給(塩尻市,塩尻市移住・定住促進居住環境整備事業補助金)

長野市公式HP
佐久市公式HP
飯田市公式HP
駒ヶ根市移住定住サイトこまがね日和
塩尻市公式HP

3.沖縄県

写真:宮古島「与那覇前浜ビーチ」(沖縄観光コンベンションビューローより提供)

南国リゾート地として大人気、年間を通して国内外から数多くの観光客が訪れる沖縄県。

旅行で訪れたときに、「ここに住んでみたい!」と思った人は多いのではないでしょうか?

エメラルドグリーンの美しい海は、本土とはまた違った雰囲気。一年中温暖な気候なので、特にマリンスポーツを楽しみたい人にはたまらなく魅力あるエリアです。

また陽気で大らかな人が多く、親しみやすいということもあって、移住地としても人気。数年前から移住ブームが続いていると言われています。

■沖縄県の主な移住補助金・支援制度
  • 県外からの場合は50万円、県内からの場合は40万円を支給(石垣市,移住支援 渡航費助成(島外保育士誘致支援事業))
  • 移住・仕事・子育ての支援(宮古島市,移住定住等支援制度)
  • 移住・住まい・仕事・子育てなどの支援(国頭村,移住定住等支援制度)

石垣市|おきなわ島ぐらし
宮古島市|おきなわ島ぐらし
国頭村|おきなわ島ぐらし

4.福岡県

写真:北九州市「門司港駅」(北九州市観光情報サイトより提供)

九州の最北に位置し、本州と繋ぐ交通の要である福岡県。

全国8大都市ではあるものの、とても豊かな自然が特徴。「平尾台」や「志賀島の二見岩」などの絶景スポットも有名ですよね。

都会で利便性も良いのに自然に溢れており、気候においても1年を通して温暖、さらに博多ラーメンや明太子、いちごなど、全国的に有名な名産品も豊富。農林水産業もさかんなことから、移住するのに好条件がそろっているエリアと言えるでしょう。

■福岡県の主な移住補助金・支援制度
  • 単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円を支給(福岡県,合移住支援)
  • 子育て・転入応援メニュー【賃貸】の場合は上限20万円(新婚世帯また多子世帯は上限30万円)・新生活・転入応援メニュー【賃貸】の場合は上限10万円・定住・移住促進支援メニュー【持ち家】の場合は上限50万円(同居近居世帯は上限60万円・社宅建設支援メニュー【社宅】の場合は50万円/戸を支給(北九州市,住むなら北九州 定住・移住推進事業)
  • 上限30万円を支給(久留米市,さらにくるめ暮らし・移住ファミリー支援事業補助金)
  • 12万円/年(最大3年間)を支給(大牟田市,UIJターン若者就職奨励金)
  • 基本額100万円に、満15歳に達する日以後最初の3月31日までの間にある者に、10万円/人を加算して支給(飯塚市,飯塚市筑豊地域外からの移住者住宅取得奨励金制度)

福岡県公式HP
北九州市公式HP
久留米市公式HP
大牟田市公式HP
飯塚市公式HP

5. 京都府

写真:南丹市「日吉ダム」のアーチ橋

日本の古都、京都。長い歴史を持ち、伝統や文化があふれていて、国内外からたくさんの観光客が訪れる、世界的にも有名な観光都市なのは誰もが知るところ。

古民家をリノベーションしたゲストハウスがあることからもわかる通り、自然と調和した歴史風情が漂う街並みなどに魅了され、「移住したい!」と思う人は多いようです。

また「大学のまち・学生のまち」と言われるだけあって、大学も数多くあります。教育面にも注力しているエリアのため、子育て環境にもぴったりと言えるでしょう。

京都で注文住宅を考えるならココ!奈良で注文住宅・リノベーションをお考えの方必見!“笑顔の住まいづくり”を提供する『楓工務店』とは

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「ステイホーム」が定着したことで、住環境を見直している方が多くなってきています。

テレワーク環境を整えたり、家族団欒のスペースを新たに設けたり…。中には家のリフォームや新築一戸建ての購[…]

](/2021/01/15/18986)##### ■京都府の主な移住補助金・支援制度

  • 上限300万円を支給(京都府,小規模店舗・スモールオフィス開業の助成)
  • 上限300万円を支給(南丹市移住者起業支援事業)
  • 上限180万円/戸を支給(亀岡市,移住促進住宅整備事業)
  • 移住者含む世帯全(2人以上)の場合は100万円、単身の場合は60万円を支給(舞鶴市,わくわく地方生活実現政策パッケージ移住支援事業費補助金)

京都府公式HP
南丹市公式HP
亀岡市公式HP
舞鶴市公式HP

自分のライフスタイルに合った移住先を見つけて“理想の暮らし”を手に入れよう

これまでは「地方移住」と聞くと、なんとなく「老後の暮らし」というイメージを持つ人が多かったのではないでしょうか。

会社へ毎日通勤していた人は、当然通勤距離を考えて、住む場所を決めていたはずです。

ですが、2020年からテレワークが大々的にはじまり、多種多様な働き方が可能になりました。現在では住む場所の選択肢が広がっています。

今回ご紹介した10エリアでは、移住してくる人に向けての支援に取り組んでいます。移住者を歓迎しているのがわかりますね。

今移住を検討している人は、家族のライフスタイルに合った移住先を見つけることが大事です。

ぜひ地方自治体の取り組みをチェックし、より良い暮らしができる住まいへの移住を目指してくださいね。

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