【競泳】100m平泳ぎVの佐藤翔馬 五輪メドレーリレー貢献へ「しっかりとタイムを上げたい」

カメラに向かってポーズを取る佐藤翔馬

競泳のジャパンオープン初日(3日、千葉県国際総合水泳場)、男子100メートル平泳ぎ決勝は200メートル平泳ぎで東京五輪代表の佐藤翔馬(20=東京SC)が59秒76で優勝した。

レース後は「59秒台は安定してきたかな」と手応えを口にしつつ「前半を28秒6で入っているが、ベストラップは28秒1。0・5秒落ちてしまっているので、自分としても物足りないなと」と反省も忘れなかった。

佐藤は同種目で400メートルメドレーリレーの代表権を獲得。「世界のレベルから見るとリレーの中で一番、平泳ぎが差が離れてしまっている。僕が足を引っ張ってしまう立場になるので、いい結果を残すためには僕がしっかりとタイムを上げたい」と意気込む。

長野・東御市で行った高地合宿では食事やトレーニングの「量」を意識して体重を3キロ増量した。「筋肉も増えたけど、脂肪も増えた。自分の体をうまく使えていない部分がある」と話すが、決して悲観しているわけではない。「体重が軽ければいいわけでもないし、脂肪が少なければいいというものでもない。平泳ぎは浮かないといけない種目で『いい値』というものがあるので、そこに向かって強化していきたい」

「(本番まで)残り2か月ないけど自分の体をどうやって使っていくかを考えていきたい」と語った佐藤。金メダルが期待される200メートル平泳ぎに加え、100メートルも期待できそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社