堂安のビーレフェルト退団が決定 移籍金捻出できず

堂安律

ドイツ1部ビーレフェルトは所属するU―24日本代表MF堂安律(22)の来季残留を断念したとドイツ誌「キッカー」が3日に報じた。

堂安は今シーズンにオランダ1部PSVアイントフォーヘンからレンタルで加入。リーグ全34試合に出場し、5得点と主力として、チームの1部残留(15位)に貢献した。ビーレフェルトは来季に向けて完全移籍での堂安獲得を模索してきたが、設定された移籍金500万ユーロ(約6億6000万円)を捻出できなかった。

ビーレフェルトでスポーツディレクターを務めるサミル・アラビ氏はレンタル期間の延長を含めてPSVと交渉を重ねてきたが「チャンスはまったくない。律は我々の下から去ることになる」と明言し、今季限りの退団が確実となった。

堂安は現在、東京五輪世代のU―24日本代表メンバーとして活動中。来季は契約元となるPSVに戻ることになるものの、出場機会は保障されていないことからも再びレンタル移籍し、他クラブでプレーすることになるとみられており、今後の動向が注目される。

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