神奈川県高校野球連盟の顧問会議が3日、横浜市内で開かれ、来月10日に開幕する第103回全国選手権神奈川大会の概要説明があった。今大会は新型コロナウイルスの影響により開会式を実施しないため、2019年の前回大会を制した東海大相模による優勝旗返還式を併せて行った。
この日の返還式には感染拡大防止のため、選手は不参加。代わりに同校の長谷川将也部長(32)が出席した。県高野連の熊野宏之会長からレプリカ旗を受け取った長谷川部長は「2年ぶりの神奈川大会。再び優勝旗を見ると気が引き締まる」と語った。
チームは今春の選抜大会で3度目の優勝を果たし、春季県大会は19年春から続く6季連続制覇を成し遂げた。5月の関東大会は初戦で敗退したものの、東海ナインは夏本番に向けて練習に励んでいるという。
創部初の甲子園春夏連覇を達成するには、激戦区神奈川を突破しなければならない。長谷川部長は「大会までの約1カ月間は選手たちが伸びる時間にしたい」と意気込んだ。