西武・平良がパ連続無失点記録「28試合」に更新 最後は岡本和斬り!

キッチリ抑えた平良はオカダとタッチ

西武・平良海馬投手(21)が3日の巨人戦(東京ドーム)、4―4の9回に6番手として登板。ウィーラーに左前打を許しながら1回を1安打無失点に抑え開幕から続くパ・リーグ連続無失点記録を28試合(27回2/3)に更新した。

2点差を追う9回二死満塁の好機で「ミスター・ライオンズ」栗山巧外野手(37)の値千金の2点中前打で同点に追いついた西武。こうなると9回裏はもう平良しかいない。

身長173センチの小さな大投手が淡々と東京ドームのマウンドに上がった。

一死から平良は捕手・岡田の構えより内に入ったカットボールを左前打されるがその表情は変わらない。吉川の犠打を冷静にさばいて二死二塁。ここで巨人の4番・岡本和との大一番を迎える。

岡田、西口投手コーチと入念な意思確認を行った後、外角134キロスライダーでストライクを取った平良。2球目は154キロで岡本和のバットが空を切る。高めのカットボールをファウルされ最後のウイニングショットは再び外角スライダー。岡本和のバットが再び空を切り平良は4―4の同点のまま今季28度目の「0」をスコアボードに並べた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社