３日のドラゴンゲート東京・後楽園ホール大会で、シングルナンバーワンを決める「ＫＩＮＧ ＯＦ ＧＡＴＥ ２０２１」優勝決定戦が行われ、Ｋｚｙ（３４）が初優勝を飾った。
敗者復活戦から這い上がり、この日の準決勝では、Ｂブロックで敗戦を喫したＳＢ ＫＥＮＴｏ（２１）へのリベンジに成功。Ｃブロック通過のＹＡＭＡＴＯ（３９）を破ったＡブロック首位の箕浦康太（２２）と頂点を争うことになった。
エルボー合戦を制し幸先の良い立ち上がりを見せたが、徐々に流れが相手に傾く。首投げ、さらに背中を踏みつけられた。ドロップキックの連発で活路を見いだそうとするが、ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスを食らい窮地に陥った。それでも起死回生の韻波句徒（ダブルアーム式変型脳天杭打ち）を炸裂させ、最後はクモガラミ（変型裸絞め）を決めて栄冠を勝ち取った。
試合後はオープン・ザ・ドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカー（２５）に挑戦を表明。シュンも「俺がお前を指名する」と受諾し、７月３１日の神戸ワールド記念ホール大会での王座戦実現が濃厚となった。
Ｋｚｙは「敗者復活の男がＫＯＧ制覇。敗者が覇者になったぞ。この称号を手に、そろそろあのベルトを巻いたっていいだろ。あいつからしっかりベルトを奪って、新しいドリームゲート王者として君臨する」と気炎を上げた。この勢いで、最高峰のベルトまで一気に奪い取る。
