【競泳ジャパン・オープン】男子100平 連覇の佐藤翔馬「まだまだ足りない」

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佐藤翔馬(資料写真)

 確実に橋頭堡(ほ)を築いている。男子平泳ぎのエース佐藤翔馬は100メートルで貫禄の連覇を達成。自己ベストには0秒58届かなかったものの「タイム的には全く納得いっていないが、59秒台は安定してきた印象」と語った。

 50メートルのターンは6番手だった。圧巻の逆転劇にもはや驚きはない。「後半は(4月の)選考会と0.1秒くらいしか変わらないタイム。この段階ではいいこと」。一方、後半型のイメージが自らの中でも強まっていることが課題でもあるという。

 「抑えないといけないという気持ちが出ている。前半から勝負できないと世界とは戦えない」。この日の前半50メートルのラップは28秒64。「27秒台で入るのが一番。まだまだ足りない」とまなじりを決する。

 200メートルで世界記録に0秒28まで迫る金メダル候補だが、100メートルでは水をあけられている。五輪のメドレーリレーで第2泳者を務めるだけに「世界のレベルを見ると平泳ぎが一番差が開いている。僕が足を引っ張ってしまう立場」。20歳の成長が大きな鍵を握る。

 開幕まで50日を切った。「あと50日しかないという気持ちで一日一日を大切に練習したい。五輪ではてっぺんを取るのが目標なので、しっかり行動で示していきたい」。まずは最終日の200メートル。さらに一歩、前に踏み出す。