サンゴ産卵、海はピンクに

奄美群島で神秘的な光景

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一斉に産卵する鹿児島県・加計呂麻島沖のサンゴ=1日夜(興克樹さん撮影)

 鹿児島県・奄美群島の加計呂麻島でサンゴの一斉産卵が始まった。卵は夜間に放出され、小さなピンク色の粒が暗い海を染める神秘的な光景が広がった。産卵は9月ごろまで続く。

 奄美市の自然写真家の興克樹さん(50)が1日夜、同島沖合の水深3~8メートルの海域で撮影に成功した。精子と卵子が入った「バンドル」と呼ばれる直径0.5ミリほどの粒が海中を漂い、多い時は前が見えないほどだったという。

 奄美のサンゴはオニヒトデの食害や白化現象で打撃を受けたが、近年は回復傾向にある。