コロナワクチン 東京・豊島区で第三の手「巡回接種」開始

新型コロナウイルスのワクチン接種が加速しています。東京・豊島区では、区独自の取り組みであるワクチンの「巡回接種」が始まりました。

豊島区が個別接種や集団接種に加えて独自に進める取り組み「巡回接種」は、区内にある19の区民広場を週ごとに5施設ほど会場として開き、ローテーションさせていく方法が取られています。地域に親しまれている施設を接種会場とすることで、地域の人やかかりつけ医を持たない人にも安心して接種を受けに来てもらうことを狙いとしています。

会場の視察に訪れた豊島区の高野之夫区長は「区民広場を利用している人たちから『ワクチン接種をここでできないのか』という声を聞いた。日頃から区民広場を利用している人にここで打てれば、みんな安心するのではないかと。いわば『出前巡回接種』という形を取った」と説明しました。この巡回接種の取り組みで、およそ1万2000回分の接種を行うとしています。

豊島区では6月2日時点で高齢者の30%以上が1回目の接種を受けていて、6月14日にはおよそ20万人の全区民に接種券を配る予定だということです。

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